『eSTARS SEOUL 2008』内のイベントとして開催された『arena MSL』の決勝の結果をご報告します。
決勝戦は、Lecaf OZのチームメイト同士の対戦となりました。韓国ではこれを‘チームキル’と呼びます。前シーズン『GOM TV MSL シーズン4』の優勝選手であるイジェドン選手が有利と見られていましたが、結果はパクジス選手の圧勝となりました。
初優勝を果たしたパクジス選手ですが、チームメイトのイジェドン選手に気兼ねして、手放しで喜べなかったようでちょっとかわいそうでした。
また、『eSTARS SEOUL 2008』フリースタイルとサドンアタックの決勝戦の結果も後ほどご報告できたらと思っています。
26日午後5時、ソウル貿易展示館(SETEC)で開かれた『arena MSL』決勝戦でパクジス[Never_V_](T)は、ディフェンディングチャンピオンでありチームメイトのイジェドン[n.Die_jaedong](Z)を3:0で破った。
パクジスの完勝だった。パクジスは1セット目で、序盤に戦略的な運営で始めたイジェドンに立ち向かった。柔軟な競技運営で攻撃を受けず、強力な組み合わせの兵力でイジェドンの追撃を振り切り、機先を制した。
気持ちのいい一歩を踏み出したパクジスは、2セット目もイジェドンのしっかりとした運営に立ち向かい、強力な兵力のたった一度の攻撃を見事的中させてリードし、続く3セット目もザーグリングの序盤攻勢を防ぎ、力でイジェドンを崩し競技を締めくくった。
これによりパクジスは予想を覆し、前シーズンのチャンピオンであり同期入団のチームメイトであるイジェドンを3:0で完破し、『arena MSL』の優勝を果たし、優勝者バッジとトロフィー、優勝賞金5千万ウォンの主人公になった。
パクジスは、自身のプロゲーマー通算初の個人リーグ頂上征服に成功した。またLecafは、プロトスのオヨンジョン[AnyTime..]、ザーグのイジェドンに続きテランのパクジスが優勝。HanbitとCJに続き、全種族において優勝者を輩出した3番目のプロゲームチームとなった。