東京・お台場にて開催された『eスポーツ日韓戦』を観戦してきました。
総合成績
※タイトルごとの勝利数で書いていますが、厳密には各タイトルの総合スコアで算出するのが正しいかもしれません。
フリスタ! -Street Basketball-
ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008
鉄拳5 DARK RESURECTION ONLINE
2試合先取の 3vs3 チーム戦。
まずはそれぞれの A チーム同士が対戦し、次に B チームが対戦するという流れ。
もらったパンフレットに選手先取の名前などいろいろなことが書かれていたのですが、会場に落としてきてしまったようです…。
フリスタの日本代表チームには、Counter-Strikeチーム ziG の Uzi 選手の姿が。場慣れしているのか、立ち振る舞いが他の選手と違いすぎです。
試合はというと、どちらの試合も韓国が優勢。
日本はゴール下での決定力に欠け、徐々にスコアが離されていく展開でした。
韓国は、スクリーンを多用し味方に有利な状態でシュートを打たせるチームプレーが主体。また、スペースを作るのが非常にうまくフリーでの 3ポイントシュートを何本も決めていました。
韓国チームはシュートを決めた後にハイタッチをしたり声をかけたりと、コミュニケーションが活発でした。
試合中の解説や試合後のインタビューによると、韓国チームは今回の日韓戦のために 1ヶ月前にチームを結成。1日3~4時間の練習を 1ヶ月ほど行なってきたとのこと。
対する日本は 10 時間を越える練習をつんできたそうです。
なぜ、韓国は少ない時間で成果を上げることができたのか。答えは、韓国のプレー人口の多さとレベルの高さにありました。
韓国ではゲームの上限レベル 45 に達しているプレーヤーが非常に多く、レベルの高い試合をしやすいため、短時間で効果的な練習をできるとのことでした。
1試合目は、Masahiro Kobayashi 選手 vs CHO KYONG CHOL、2試合目は、Tomoki Maeda 選手 vs PARK JUNG DAE の対戦。
前田選手はウイイレ JAPAN GP2006 の覇者で4代目ウイイレマスター[詳細]。
小林選手も、全国大会優勝(第三回?)のプレーヤーという強者。
対する韓国の選手も、韓国の大会で何度も優勝しているプレーヤーたちです。
解説には、元ベルマーレ平塚の選手で現在は解説などをされている波立紀夫氏登場。
試合はそれぞれの代表チームを選択して行われ、元サッカー選手の実況が会場を盛り上げました。
サッカーゲームということで見ている方も非常にわかりやすくて、ゴールシーンは拍手の嵐。シュートが外れると大きなため息が起こり、中には頭を抱えてしまうような人もいたほどで、まさにスポーツを観戦しているような感覚でした。
試合中の操作に関するテクニックにはあまり触れられていませんでしたが、それぞれの選手ごとに、プレーヤーのステータスなどによって選択するプレーヤーを変えたり、配置を変更したりという工夫があったそうです。
韓国のトッププロゲーマーを招いて Starcraft のエキシビジョンマッチを実施。
対戦したのは、韓国のトッププレーヤー Lee Yun-Yeol(NaDa) 選手と 女性プロゲーマーの Seo Ji Soo(ToSsGirL) 選手。
動画をアップしてみました。さすがプロゲーマーというべきすさまじい指さばきです。
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<iframesrc=”https://www.youtube.com/embed/asdbUQVHla8″ frameborder=”0″ allow=”autoplay; encrypted-media” allowfullscreen>
3本先取の 5vs5 チーム戦。
こちらも動画を取ったので後でアップしてみます → アップしました。
鉄拳は見ていて単純にわかりやすく、コンボが決まったりラウンドが終了するたびに大歓声が起きていました。
思ったより容量を食うので以降が撮れませんでした。
大将戦はKenji Sakabe 選手 vs Park Hyun Kyu (Nin) 選手の対戦でしたが、2人とも日韓の鉄拳界で知られる実力を持つプレーヤーとのことでした。
各選手は自分用のジョイスティックを持ち込んでいましたが、日本は丸型レバーなのに対し、韓国は丸みのある縦長な台形のような形(お前は何を言っているんだ)のスティックでした。
ジョイスティックを自作したり、WarsowやUTのモデルを作っているG-Gammaさんが「ナス型スティックというらしいですよ」と教えてくれました。ありがとうございます。
全試合が終わった後に、スペシャルゲストが登場。
元横綱の武蔵丸親方と、元千葉ロッテマリーンズの黒木知宏投手。
プロスポーツ選手が eスポーツに挑戦、ということで鉄拳5 での対戦を行なっていました。
どちらもゲームはほとんどしない、ということだったのですが、そのへんはご愛嬌というカンジでした。
投げが決まっただけで歓声が上がったりして大盛り上がり。
試合後の「とりあえず、本体を買ってゲームを練習して、eスポーツの仲間入りですね」という黒木投手の締めの言葉が見事でした。ナイスゲスト。
その後は閉会式と表彰式が行なわれ無事終了となりました。
2008 年には eスポーツ日本選手権の開催などが予定されているそうです。
これからの JESPA の活動や eスポーツに注目です。
Skywaveさんがパンフレットのスキャンを送ってくれました。
サムネイルをクリックすると拡大します。
さっそく電撃オンラインでも記事になってます。
http://www.dengekionline.com/data/news/2007/12/1/314838d38af9983d0230791a924f5b26.html
さすが鉄拳では善戦してるみたいですね。
国産タイトルでは易々とは負けられないといったとこでしょうか。
やはり格ゲーは日本でも闘劇とかのコンピティティブな大会とかがありますし
観戦で盛り上がりやすいぶん種目としてはピッタリそう。
しかし、FreeStyleの練習の条件に「レベル」が影響しているとは…。
今後実際参加していく人が増えていこうという時期には
タイトル選びも今後は重要になっていくと思います。
いまWBSで長めに取り上げられましたね!
黒木知宏選手は"元"千葉ロッテマリーンズです(´;ω;`)ウッ…
[追記]
マリーンズから戦力外(ようするにクビ)にされたので"元"千葉ロッテマリーンズです。
> JamesB
協会がどのように今後の公式大会のタイトルを選定していくのか聞きたかったのですが質疑応答の時間がありませんでした。
今回採用したスポーツゲーム、格闘ゲームは観戦という点では非常にすばらしかった。
会場の構成上むずかしかったですけど、Counter-Strikeなどでの声を出してチーム連携を図るシーンを非常に見たかったと思いました。
WBSはみのがしました…。
> nasa
ジョニーさんって引退してたんですか!?
最近はテレビをほとんど見なくなってしまったので
全然知りませんでした。
ということで修正しましたありがとうございます。
テレビでニュースやってました。
はじめまして。韓国スタークラフトプロゲーマーファンのshuiniaoと申します。
イユンヨル選手とソジス選手が日本で競技するというニュースを韓国の放送で見てから、それに関する記事を探していて、ここにたどりつきました。
ユンヨル選手とジス選手の写真が見られて感激です!
他に、もしかしてインタビューとかありましたか?
それにしても、まさか動画まであるとはびっくりしました。
ニコニコ動画にさっき新規登録したんですが、規制があってまだ映像は見られてないんです(泣)
ユンヨル選手は個人リーグもプロリーグもよく出るんですが、ジス選手は個人リーグには出てなくて、プロリーグでもほとんどベンチウォーマー状態なんです(汗)ユンヨル選手とジス選手の競技は初めて見るのでとても楽しみです。
見たら、そちらにもまたコメントしますね!
ちなみに、ご存知かもしれませんが、韓国のプロゲーマーの競技はネットでも見ることができますよ。GOM Playerやtvpotで見られます。(ただし全部韓国語です)
昔友人がstarcraftやってるの見た事あるけど。。
スタークラフトってこんな指さばきするゲームやったんかw
エキシビジョンマッチ見たかった。
ちゃんと一流のプロゲーマーを呼んだのはすごいですね。
記事を見る限りでは今回の種目選択も成功のようですし、今後が楽しみです。
2008年に開催予定のeスポーツ日本選手権も期待。
競技はやはりスポーツや格闘ゲームになるのかな。
ちとだれかYoutubeにあげてくれんかのぉ。自分はニコニコのアカウント持っていないんで・・・
→Youtubeにアップありがとうございました。
スタークラフトの時は黙々としていて、鉄拳ではわいわいやっていたのが印象的でした。
shuiniaoさん詳しいっすねー
ベンチウォーマーの選手とかまだまだ日本じゃ考えられませんね。
スタクラがんばってるの韓国だけだろ・・・。
今後、日本でのe-SPORTS活動がどうなるか楽しみですね。
格闘ゲームでは、アーケード基板での開催が難しいでしょうから、PS3やXBOX360の普及も必須かと思います。
闘劇は、開催店舗に対する負担が厳しい・・・
> mishima2006
WBS以外の番組でも紹介されていたのでしょうか?
> shuiniao
こんにちわ。登録していただいてありがとうございます。
インタビューはなかったとおもいます。
拍手でお送りください、的なカンジで去っていってしまった気が。
時間の都合だったでしょうか。
実況解説によるとLee Yun-Yeol選手は、エキシビジョンマッチということもあり、見栄えのする戦術・種族を用いての試合運びをしていたとのこと。
ムービーは怒られたら消す予定です…。
> insiter
セッティングの段階から異常な速度でタイピングしてウォームアップしていてふきました。
人間の動きとは思えなかったです
> nemuke
RTSプレーヤーの人には是非みてもらいたいと思いました。
今後のJESPAの活動によって、こういうイベントが一般公開されていくとうれしいですね
> ホギ
YouTubeにアップしてみました。大丈夫かな…。
http://www.youtube.com/view_play_list?p=AADBF443F938CC4D
> MEGO
本当にそのとおりですね、と強引にコメント。
> Rhino
レベル的に韓国以外の国がやってももう追いつくのが難しいくらいのところまできているのかな、と想像してみたり。
実際はどうなんだろうか。
> Mako
コンソール機はPCに比べると設置も楽みたいですね。
WCGのDoA4の設置はかなりスムーズにできたそうです。
闘劇の予選は参加費がお店負担なんでしょうか。
いやーお疲れさまでした。
イベント終わるまで緊張で緊張でww
通訳の仕事してましたが、マジひとつのイベントを準備するのにそんなに多くの人が苦労するのって始めてしり、いい経験しました。
日本のe-sport、これからもがんばって成果出してほしいです!またこんな機会があったらまた一緒に仕事したいですね。
また来ちゃいました。
わたし日本のeスポーツは全然知らないんですが、韓国ではプロゲーマー志願者がとても多くて、大変な競争率です。プロになるのはほんのひとにぎり、個人リーグなどで活躍する人はその中でまたひとにぎり、といった感じです。イユンヨル選手は個人最多勝記録保持者であり、超一流選手といえます。
さっきイユンヨル選手のインタビューを見たんですが、Yossyさんのおっしゃるとおり、見栄えのするプロトスvsテランを選んだようですね。イユンヨル選手のメイン種族はテランなんですが、ザーグは血が飛び散ったりして見栄えが悪いのでプロトスにしたと話していました。
ユンヨル選手が、インタビューの中で「日本のeスポーツ界は、初期段階にもかかわらず準備がよくできているので、早く発展しそうだ」と話していました。
わたしもこれからは日本のeスポーツ界にも目を向けていきたいと思います。
ユンヨル選手のインタビューはこちら↓(韓国語)
http://www.mydaily.co.kr/news/read.html?newsid=200712020125423351&ext=na
サッカーの解説は波立紀夫氏です。
ブログでもEスポーツを紹介しています。
http://ameblo.jp/nami-nori/day-20071203.html
まさかスタクラの超一流プロを呼んでいたとは・・・
JeSPAの公式に書いてなかったから東京行きは見送ったのに・・・
もうこんなチャンスは二度とないかもしれない。と思うと軽い鬱になってしまった。
JeSPA活動がんばれ!そして是非このような機会をもう一度・・・!
良く覚えてませんが日曜のスーパーニュースだった気がします。
サッカーのゲームに出た選手(たぶん前田選手)のインタビューと、JESPAについて触れられてました。
ゲームがスポーツになる日は来るのでしょうか?みたいな締めくくりにアナウンサーはどうコメントしていいのかわからないようでしたw
レスしようと思ってなかなか時間とれなくなっていたので遅くなりましたがレスさせていただきます。
> shady
インタビューの時に通訳されていたのがそうでしょうか?
それとも舞台裏などで?
イベント準備に関する記事ってあまりないですけど、
用意するのって本当に大変なんですよね。
スタッフの人のおかげで大会が成り立っているので感謝したいと思います
> shuiniao
メール等でもやりとりさせていただきましたが、
翻訳記事などありがとうございます。
> Skywave
遅くなりましたがいろいろとありがとうございます。
> geo
スタクラファンは何気に多いですね!
日本で現役でプレーしている人はどのくらいいるのでしょうか
> mishima2006
まだゲームとかいわれてもなあ、というような段階なんですかね。
メディアでの露出が増えてきたので、広まっていくとよいのですが。