ゲーマー向けのマウスパッドやヘッドセットのメーカーとして知られているSteelpad社の新製品『Steelpad 5L』のレビューです。
製品情報
『Steelpad 5L』は5層の素材をかさ合わせて作られたこれまでにない作りのマウスパッドです。
製品アナウンス当初は、5層を切り替えて使用できるという情報もありましたが、実際には切り替えることはできません。
『Steelpad 5L』は開発期間6ヶ月をかけて作られた製品で、次世代マウスとも言うべきレーザーを採用したマウスに完全対応しているのが売りとなっています。
サイズ
『Airpad特大』2枚を横に並べたのと同等の大きさでした。
環境
用途
布のような、プラスチックのような
プラスチック製のような感覚でもあり、布製のようでもある不思議な感覚のマウスパッドというのが第一印象です。
『Steelpad 5L』は前述のとおり、5層からなるパッドで、表面には柔らかな布を加工したものが採用されています。
残りの4層が重ねられていることにどういう意味があるのかはよくわからないのですが、おそらく、これによって衝撃の吸収やフィーリングの変化といった効果があるのではないかと思います。
指の腹でパッドを押してみると、若干の沈み込みを感じることができました。
どちらかといえぱプラスチック系な印象
通常は『Airpad』を利用しているのですが、ゲームのマウスSensitivityを全く変更せずそのままプレーしても、設定による違和感を感じませんでした。
布であれば吸収が良いので、若干マウスSensitivityをあげることになるのですが、その必要はありませんでした。
滑りすぎるかというとそうでもなく、布が表面に採用されていることもあり、マウスのストッピングがAirpadよりもよく効くカンジでした。
マウスソールはAirpadソールですが、これは問題なく利用できました。
適度な大きさ
前述のとおり、サイズは横380mm x 縦270mm x 縦4mmと、マウスパッドとしては比較的大きな部類に入ります。
Quake4は比較的動作が大きいために、マウスを大きく動かすことが多くなるのですが、マウスがパッドからはみ出すことはありませんでした。
この大きさがあれば、どのようなゲームでも大体問題なく利用できそうです。
裏面のグリップにも配慮
ゲームではマウスを激しく動かす場面が少なくないことに配慮して、裏面はグリップ力が高い素材が採用されています。
手でわざとグイッと横にずらしてみても、ほとんどマウスパッドがズレることはありませんでした。
また、厚さ4mmというサイズと様々な素材を採用しているためか、マウスパッド自体にかなりの重量感があります。いろいろなパッドを触ってきましたがこれほど重量感があるパッドはありませんでした。
グリップ力+重量でパッドがズレにくいため、激しいマウスさばきをする人にオススメできそうです。
持ち運びは?
『Steelpad S&S』や『X-ray Thunder』シリーズなどは、マウスパッドに専用のケースがついており、持ち運びに対して配慮されています。
レビューサンプル時には、正式なパッケージなどがまだ完成していない状態だったようで、専用ケースがつくのか、それとも持ち運びやすいパッケージが付いてくるのは不明な状態でした。
『Steelpad 5L』は前述の通り、思った以上に重量があります。
このパッドをカバンにそのまま入れて持ち運びするのは、構造的にあまりよろしくないカンジなので、専用ケースがないままの発売となるのであれば、あまり持ち運んでの利用には適さないのではないでしょうか。
『Steelpad 5L』は個人的にかなり高評価です。
通常利用しているAirpadをこのサイズで利用するとなると、超大を買うことになり8000円近くかかりますが、5Lならばそれよりも2000円ほど安く買えるので次にパッドを買うならば、5LかS&Sが良いかなと思いました。
『Steelpad QcK』はプラスチックパッドのような布パッドでしたが、これは逆に布パッドのようなプラスチックパッドと表現できるのではないかと思います。
厳密に言うならば、布パッドの特性も兼ね備えたプラスチックパッドという印象でしょうか。
プラスチックパッドで布パッドのような止まり具合を欲している人にオススメします。