2022年1月1日
現在サンフランシスコにて行われているGame Developer Conferenceにて、AGEIA Technologies社が『PhysX』というPhysics Processing Unit(PPU、物理演算処理装置)を発表しました。
また、UnrealTournamentで有名なEpic Games社がUnreal Engine 3においてPhysXチップをサポートすることを決めました。
このチップは最近のPCゲームで用いられている物理演算処理を安価かつ効率的に実現するための専用処理装置で、PCI-ExpressやPCIのカードに搭載されて提供されるようです。
VGAカードの物理演算版というかそんな感じの認識でいいと思います。
これから先物理エンジンを使用したゲームが増えていくと思われるので、VGAにくわえこういったカードも必須になっていくんでしょうか。
情報元 : ESReality | Beyond Unreal
ビデオカードだけで5、6万とかするのに、、、
かんべんしてくれ~
ふみお先生がnegitakuにっ
これは本格的なハードウェア3Dが到来した時のような劇的な速度差とかが出てくるのだろうかという期待ですが
反面利用上での電力だとか規格の違いによる対応物理エンジンの対応の差とかが言われるようになってきそうな。。
最低でも一般的なメーカーPCに積まれることはまず無さそうなのでますますそういったとこから入るユーザーとの差が広がりそうで個人的に心配。
SEGAもEpic同様PhysX関係の契約を交わしてたということを書き忘れました。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050308/sega.htm
ゲーム以外に使い道が・・・?
VGAの基盤に乗せるようなことはないのかな。
昔の MSX にあった、スプライト倍増拡張ユニット(名前忘れた)とか、そういう匂いを感じる。
時期尚早な気が。
まだ物理エンジン自体
大手以外はそんなに広まって無いし。
それよりもそのボードがいくらするのかが気になります。
ゲームによっては物理エンジンが機能するときにFPSが落ちる
事もあるみたいですし。
ところで
AMDはかつての3D‐now!のように
一部に特化した機能は付けるんでしょうかね。
…多分無いかな。
これは物理エンジンのAPI自体もセットで提供するので、
"AGEIAの提供するNovodeX物理エンジンのみ"がハードウェアで処理されます。
つまり他の一般的な物理エンジン(Havok等)には効果の無い物で、
グラフィックのようにハッキリと見えるものでも無いため、極めて売りにくい商品だとコメントされていました。
ただ効果は絶大なようで、現在のCPUだと数十のオブジェクトの
処理で精一杯だが、これを使うと数千から数万のオブジェクトの
物理現象の処理が可能だとか。(水面の波紋や布のような物質にも応用が効くらしいです)
公式サイトからデモのダウンロードができ、これはCPUだけで作動します。
ジェンガやドミノなんかもあって、ちょっと楽しめます。
Rocket Now http://www.ageia.com/novodex_tools.html
将来的には物理エンジンの適用範囲が増えるのは間違いなので、
面白い製品ではあるんですが、PCI-E(PCI)を1スロットを取られるボードが増えるのは望ましくないですね。
1億超のトランジスタを積んだプロセッサで、TDPは25Wとあります。
自分の内容に付け足すと実際昔の初期VooDoo+Glideのように特定のものに劇的な効果をもたらすそこそこのゲーマーじゃないと買い辛い代物になる、ということです。
そのうち流行って来ればVGAが2D/3Dが統合されたように1枚のカードとなる可能性は高く
今でこそメーカーPCでもそれなりの性能になりましたが、昔のVGAのように興味を持った人がそのゲームをやろうとしても
VGAだけじゃなくてこういったPPUについても考慮させられることになるので、そういったゲームの新規層獲得が難しいなぁ、という話。
一ゲーマーとしては、やはりゲームとして面白いかどうかに尽きますね。面白いゲームをするためには多少の出費もいとわないというのがFPSゲーマーでしょう。物理エンジンがゲームシステムにどのように導入され、どのように娯楽性に繋げるかということが今後の課題のように思えます。モデルのアニメーションなどをあらかじめ用意しなくてもよいということが開発の労力を軽減してくれるんでしょうが。けど個人的には、見た目の現実感、これだけでも大したものだと思うんですけどね。グラフィックは綺麗なことにこしたことはないんですし。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050318/ageia.htm
ここに詳細が載ってますね。