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『FaZe Clan』がリブランディング、ワードマークを作成・ロゴデザインを調整変更

アメリカを拠点とするeスポーツチーム・ブランド『FaZe Clan』がリブランディングの実施を発表しました。

公式SNS投稿

ワードマーク (文字商標)

アメリカ合衆国と欧州連合では、ワードマークの知的財産権を守るために登録を受け付けている。 またアメリカでは、ワードマークそのものだけでなく、その文字のスペルが商標として登録される。

ロゴ

これまでのロゴは「F」を、直線で表現した鋭角でソリッドなイメージのあるデザインでした。

新ロゴは、基本形状はそのままに一部に曲線を組み込むことで、以前よりも柔らかな印象を受けるものに変更されています。

旧ロゴ

新ロゴ

eスポーツチームのリブランディング

リブランディングの目的

リブランディングを行なう意図は各チームによって異なりますが、「時代や価値観の変化に適応しブランド価値を高める」というのが共通目的と言えます。

一例として、近年はスマートフォンやSNSでの閲覧が大半を占めるため、小さい画面でも認識しやすく、古さを感じないロゴデザインが必要です。

ロゴに複雑な形状や複数の色を使っていると、小さなアイコンにした場合につぶれてしまい視認性が悪くなってしまいます。
そのため近年リブランディングを行なうeスポーツチームのロゴは、シンプル形状で色数をおさえたものが多くなっています。

有名eスポーツチームが続々とチームロゴをリニューアル、狙いはブランディング強化

リブランディングの難しさ

eスポーツチームのリブランディングは、歴史と人気のあるチームほど難しいものです。

愛着があり見慣れたロゴを全く別物に変更すると、「前の方が良かった」「ダサイ」と批判が殺到します。

上手くいかなかった例としして、「Dignitas」はチーム創設時から使ってきたロゴを別物に変更したものの、不評となり2年後にオリジナルロゴをべースとしたものに再変更しています。

eスポーツチーム『Dignitas』がチームロゴを変更、チーム設立当時のオリジナルロゴを現代風にアレンジ

今回の「FaZe Clan」ロゴ変更は、細部調整と太い枠線を外したもので全く別物に差し替える時よりは批判が少ない形での実施となっています。

チームの名称やロゴを全く別物に変更するリブランディングもあり、このパターンで最も成功しているのは「ZETA DIVISION」でしょう。

「JUPITER」時代からチーム規模・ファン数が大幅に拡大しています。ロゴはどんなに小さな画面でも「ZETA DIVISION」と認識できるシンプルさ・格好良さ・インパクトを兼ね備えています。


https://x.com/zetadivision/

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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