Riot Gamesが、League of Legends中国公式リーグ『LPL』の2025年英語実況放送に関する発表を行ないました。
これまで、『LPL』ではキャスター・解説者がリモート形式やスタジオ収録形式で試合を中継する公式の英語放送が行われていました。
発表に関する批判的な反応には「これまでどおり実況・解説者による高品質な中継を見たい」「結局の目的は経費削減」「ストリーマーにただ乗りしている」といったものが見られました。
以下で公式発表の和訳を掲載しますが、Riot GamesとしてはLPLの英語放送を止める選択肢もあった中で、ミラー配信方式で残すことにしたようなニュアンスも感じました。
人気ストリーマーのミラー配信は視聴数が非常に多く、公式放送を超える数値を記録することも少なくありません。2025年のLPL英語放送の視聴数データは、ミラー配信方式によって2024年を超えるものになる可能性があります。
そして、結果的に数字だけみれば、今回の決定は正しかったということになると思いますが、ファンにとって本当に良いものであったという声は出てくることになるでしょうか。
これまで英語放送に関わってきた関係者は仕事を失うということになるのも気になる点です。
「eスポーツでは当たり前に存在していたものが急に無くなることがある」という、eスポーツの歴史において長年にわたって起こってきている教訓を感じる発表でした。
In 2025, we’re excited to introduce a new approach for the #LPL English broadcast by moving to a co-streaming-only model.
This change aims to bring LPL English-speaking fans closer to the action by building a community-centered broadcast experience. Our goal is to enhance the way… pic.twitter.com/kyblh1t1if— LoL Esports (@lolesports) November 16, 2024
2025年、LPL英語放送をミラー配信(Co-Streaming)オンリーモデルに移行する新しいアプローチを導入します。
この変更では、コミュニティ中心の放送体験を構築することにより、英語圏のLPLファンのアクションをより密接にすることをめざします。Riot Gamesの目標はファンとLPLがつながる方法を強化し、選手たちがいる場所で選手に会い、お気に入りのストリーマーを通じて試合を楽しんでいただくことです。
これは重要な変更で、ファンのみなさんがLPL英語放送に期待しているものとは異なる可能性があることを理解しています。伝統的な公式放送ではなくなりますが、ファンのみなさんがLPLをキャッチアップするための選択肢を確保することにコミットした結果です。
Riot Gamesは、各試合のクリーンフィードを提供することに取り組んでいます。クリーンフィードにはゲーム内の音声のみが含まれます(※中国語の実況音声は含まれないという意味)。また、ミラー配信VODを提供するオプションも検討しています。LPL Englishのチャンネルをフォローすることで、最新情報やコンテンツを得ることも可能です。
Follow the @lplenglish accounts!
Tiktok: https://t.co/Krgti1xRnL
Youtube: https://t.co/YbwaG53Uil
Instagram: https://t.co/Fim8d7LfCK— LoL Esports (@lolesports) November 16, 2024
Riot Gamesは、このコミュニティにフォーカスするアプローチを通じて、ファンのみなさんにとってLPLが身近なものとなることを切望しています。この放送形態の進化が、視聴者のみなさんにとってより魅力的で記憶に残る体験を生み出すと信じています。みなさんのサポートに感謝しています。素晴らしいファンのみなさんと一緒に、2025年シーズンを楽しむことを待ちきれません。