『Counter-Strike 2』のアップデートがリリースされています。
NETWORK
TELEMETRY HUD
ABOUT THE NETWORK QUALITY READOUT
「Armory Update」以前、TELEMETRY HUDのネットワーク品質表示において、2つの状況でパケットが不良とみなされていました。
[1] パケットがドロップした場合
[2] パケットが順序通り送られず、ネットワークスタックの比較的低いレイヤーで修正が行なわれなかった場合
これは2つの理由から、有用なメトリックではありませんでした。
※参考:【NTT西日本】メトリック|ICT用語集
1つ目、ゲームプレイに悪影響を与えていないにもかかわらず、誤配信されていた一部のイベントを不良としてカウントしていました。これは、パケットの並び替えにおいて特に問題となっていました。
2つ目、ネットワークジッターによって遅れて到着したことによりゲームプレイに悪影響を与えたパケットが、不良としてカウントされていませんでした。
プレイヤーのゲームプレイ遅延について多数のデバッグを行なった結果、パケット損失は見つかりませんでした。これにより、ネットワークは完璧に動作していると(極めて合理的に)信じていたプレイヤーに対してジッター問題が発生していると判明しました。
このようなプレイヤー達にジッターがネットワーク障害の原因である可能性が高いと知らせるために、2024年10月2日にリリースした「Armory Update」で測定方法の変更を実施しました。現在、以下の場合に不良とカウントするようにしています。
プレイヤーが著しくジッターが発生するネットワークで接続している場合、ネットワーク品質のインジケーターが激しく悪化しているように反応していました。これにより、多くのプレイヤーはパケットロスが発生していると認識していました。
残念な事に、ネットワーク品質を測定するこの方法にも欠陥がありました。Source 2 Engineは、ジッターをスムースにしようとするため、自動的にバッファリングを追加します。多くのプレイヤーにとってはこの自動調整で十分で、ゲームプレイに悪影響がない場合でもインジケーターはジッターのあるパケットを不良とカウントしていました。
本日のアップデートで、ネットワーク品質の測定方法を変更したことで、ゲームプレイに悪影響をもたらすネットワークイベントのみが測定されるようになりました。より詳しくはFAQをご覧ください。