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『Counter-Strike 2』アップデート(2024-11-12)、ネットワークの改善を実施

『Counter-Strike 2』のアップデートがリリースされています。

Counter-Strike 2 Update

NETWORK

  • スプレー中のラグ補正にユーザー設定「Buffering to smooth over packet loss / jitter」が反映されていない場合があるのを修正した
  • クロック同期を改善し、ダウンストリームのジッター・バーストをより適切に処理するようにした。

TELEMETRY HUD

  • ネットワーク品質の測定方法を変更し、ゲームプレイに悪影響を与えているネットワーク量を測定できるようにした。ネットワークのロスやジッターによってtickが失われる頻度を測定可能。
  • 詳細なネットワーク品質を表示するオプションを追加した。このオプションを使うことで、パケットロスやジッターの生データ数値を表示することができる。
  • より詳しくはこちらのヘルプ記事を参照。

ABOUT THE NETWORK QUALITY READOUT

「Armory Update」以前、TELEMETRY HUDのネットワーク品質表示において、2つの状況でパケットが不良とみなされていました。

[1] パケットがドロップした場合
[2] パケットが順序通り送られず、ネットワークスタックの比較的低いレイヤーで修正が行なわれなかった場合

これは2つの理由から、有用なメトリックではありませんでした。
※参考:【NTT西日本】メトリック|ICT用語集

1つ目、ゲームプレイに悪影響を与えていないにもかかわらず、誤配信されていた一部のイベントを不良としてカウントしていました。これは、パケットの並び替えにおいて特に問題となっていました。

2つ目、ネットワークジッターによって遅れて到着したことによりゲームプレイに悪影響を与えたパケットが、不良としてカウントされていませんでした。

プレイヤーのゲームプレイ遅延について多数のデバッグを行なった結果、パケット損失は見つかりませんでした。これにより、ネットワークは完璧に動作していると(極めて合理的に)信じていたプレイヤーに対してジッター問題が発生していると判明しました。

このようなプレイヤー達にジッターがネットワーク障害の原因である可能性が高いと知らせるために、2024年10月2日にリリースした「Armory Update」で測定方法の変更を実施しました。現在、以下の場合に不良とカウントするようにしています。

  • メッセージがロストしている場合
  • パケットが修正出来ない順序で到達した場合
  • パケットにしきい値を超えるジッターが発生した場合

プレイヤーが著しくジッターが発生するネットワークで接続している場合、ネットワーク品質のインジケーターが激しく悪化しているように反応していました。これにより、多くのプレイヤーはパケットロスが発生していると認識していました。

残念な事に、ネットワーク品質を測定するこの方法にも欠陥がありました。Source 2 Engineは、ジッターをスムースにしようとするため、自動的にバッファリングを追加します。多くのプレイヤーにとってはこの自動調整で十分で、ゲームプレイに悪影響がない場合でもインジケーターはジッターのあるパケットを不良とカウントしていました。

本日のアップデートで、ネットワーク品質の測定方法を変更したことで、ゲームプレイに悪影響をもたらすネットワークイベントのみが測定されるようになりました。より詳しくはFAQをご覧ください。

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

https://twitter.com/YossyFPS/
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