Counter-Strike 2『ESL Pro League Season 20』Heroic対Ninjas in Pyjamas戦において、「キーボードのストッピングアシスト機能使用」によりマップ敗北処分が下されました。
Before #ESLProLeague we announced that the use of Snap Tap, Rappy Snappy, SOCD or similar assistants is prohibited at our events going forward.
During the map of Ancient between @heroicgg & @NIPCS it was found that one of Heroic's players were using Snap Tap and thus the map has… pic.twitter.com/PwExnpzefS
— ESL Counter-Strike (@ESLCS) September 3, 2024
『ESL Pro League』開幕前に、「Snap Tap」「Rappy Snappy」「SOCD」に類するアシスト機能の使用を禁止すると発表していました。
「Heroic」対「Ninjas in Pyjamas」戦のマップ「Ancient」において、「Heroic」の選手が「Snap Tap」機能を使用していることが判明しました。これに伴い、このマップは没収試合となり、NiP 1-0 Heroicのスコアとしました。
TeSeS選手は、機能の使用について意図しないものであったとSNSで説明しています。
Fucking embarrassing and amateur from me… I turned it off ages ago when it was banned from Valve. I didn’t notice it during the game or anything and obviously didn’t do it on purpose.
I let the boys down and I’m devastated about it… Sry— René "TeSeS" Madsen (@TesesCS) September 3, 2024
TeSeS「プロらしからぬ結果となりお恥ずかしい限りです。
Valveが禁止を通達した時から機能をオフにしていました。
オンになっていることに試合中は気づかず、意図してオンにしていたわけではありません。
みなさんを失望させてしまい、申し訳ありません。」
最終的に、Ninjas in Pyjamasが2-1のスコアでHeroicに勝利する結果となっています。
gg @NIPCS pic.twitter.com/wRO5vgXDL1
— HEROIC (@heroicgg) September 3, 2024
「Snap Tapに負けました」
Heroicの公式SNSはジョーク投稿に積極的で、今回の敗北も自らネタにしています。
Counter-Strikeシリーズは、射撃をする前にプレイヤーの動きを完全にストップさせないと、弾が照準どおりに飛ばないという仕様になっています。
そこで、射撃する前に移動している方向と逆側にキーを入れてプレイヤーの動きを止める「ストッピング」「カウンターストレーフ」と呼ばれる入力が必要になります。
この入力を簡易にする機能がさまざまなキーボードに搭載され、ゲーム開発元のValveは『Counter-Strike』シリーズにおいて、キャラクターの主要な挙動に関連する機能の提供を禁止すると共にゲーム内で無効化することを発表していました。
『Counter-Strike 2』アップデート(2024-08-19)、ストッピング自動化対策でデバイス機能検知やスクリプト・バインド無効化を導入