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『Counter-Strike 2』アップデート(2024-08-19)、ストッピング自動化対策でデバイス機能検知やスクリプト・バインド無効化を導入

『Counter-Strike 2』のアップデートがリリースされています。

ストッピング自動化対策を導入

Counter-Strikeの射撃仕様

Counter-Strikeシリーズは、射撃をする前にプレイヤーの動きを完全にストップさせないと、弾が照準どおりに飛ばないという仕様になっています。

つまり、移動しながら射撃をすると弾はランダムな方向に飛んで行き、ほとんど敵に当たりません。

そこで、射撃する前に移動している方向と逆側にキーを入れてプレイヤーの動きを止める「ストッピング」「カウンターストレーフ」と呼ばれる入力が必要になります。

ストッピングの自動化

このストッピングは手間な上に、初心者にはハードルが高い入力でもあります。

最近、このストッピングを簡略化する機能がキーボードに実装されたり、ゲームのスクリプトで実現出来る事が話題となっていました。

Razerのキーボードに搭載された「Snap Tap Mode」や、ゲーム内のコマンドを組み合わせた通称「nullバインド」と呼ばれるスクリプトがその例です。

ゲーム公式の対応

ゲーム開発元のValveは、プレイヤーのコマンド入力を自動化するデバイスやスクリプトの使用を認めない方針を明確にしました。

ハードウェアやスクリプトによる自動化を検知する仕組みを導入し、公式サーバーで検知された場合は試合から追い出されるようアップデートを実施しました。今後の様子見を経て、コミュニティサーバー等にも反映されていくと思われます。

また、今回のアップデートによってグレネードのジャンプ投げスクリプトなど、これまで大会でも使用されてきたスクリプトも無効化されています。

プロプレイヤーのEliGE選手は、自動ストッピングを禁止するのは当然だが、ジャンプ投げスクリプトは元に戻してほしいとSNS投稿していました。

公式サイトでの発表

サイドステップスキル

Counter-Strikeは常に進化しています。アート、マップ、独創的なプレイ、さらにはプレイヤーの入力まで、Counter-Strikeコミュニティがゲームを形作っています。

プレイヤーのコマンド入力をスクリプト化・自動化することは常に議論の対象となってきました。長年に渡り、他の方法では不可能なプレイを可能にするスクリプトは認められてきました(例:グレネードのジャンプ投げスクリプト)。

事実、ジャンプ投げはゲームにおいて重要な位置を占める存在となったため、特別なスクリプトやバインドなしでも同じように実現出来るよう調整を行ないました。

Counter-Strikeをマスターするには、連携と反応時間を磨くことがカギとなっています。
最近では、一部のデバイスによって手動入力と自動化の境界線があいまいになっています。そこで、Counter-Strikeにおいて許可される・されないことを明確に線引きすることにしました。

今後、コアスキルに関連するスクリプトやハードウェアを通じた自動化は一切認めません。単一のゲーム入力、複数のプレイヤーアクションを自動化しているとシステムに疑われた場合、プレイヤーは試合からキックされる可能性があります(まずはValve公式サーバーのみで適用)。

意図せぬ違反が発生しないよう、移動や攻撃アクションを含むゲーム内のバインドは機能しないようにしました(例:nullバインド、ジャンプ投げバインド)。

自動入力機能を持つキーボードを所有している場合、試合からキックされないよう、試合前にこの機能を無効化してください(例:Razerの「Snap Tap Mode」など)

Release Notes for 8/19/2024

INPUT

  • Valveオフィシャルサーバーで、ハードウェアによってアシストされるカウンターストレーフなど、特定タイプの移動→射撃入力の自動化を検出し、試合からキックするようにした。
  • 以下のコマンドを複数含む入力バインドをデフォルトで無視するようにした。cheat-protectedされたconvar「cl_allow_multi_input_binds 1」を使用する事で、サポートを再度有効にすることができる。
    • sprint, reload, attack, attack2, turnleft, turnright, turnup, turndown, forward, back, left, right, moveup, movedown, klook, use, jump, duck, strafe, zoom, yaw, pitch, forwardback, rightleft
  • ジャンプスローの確認音を近くのプレイヤーにも聞こえるようにした ※以前は投げた本人のみにサウンドが再生される仕様

VacNet

限定された試合でVacNet 3.0の初期テストを開始した。試合が誤ってキャンセルされてしまったと考えられる場合は、詳細をメールでご連絡ください csgoteamfeedback@valvesoftware.com

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

https://twitter.com/YossyFPS/
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