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TaZコーチ、ラウンド間の挙動が指示と認識され警告処分に

Counter-Strike 2『Intel Extreme Masters Cologne 2024』G2 Esports vs. paiN Gaming戦にて、G2 EsportsのTaZヘッドコーチに警告処分が下されました。

警告処分の経緯

G2 Esportsがラウンドを取得し6-1となった際、TaZコーチはインゲームリーダー(指揮官)を務めるSnax選手のプレイブック(戦術メモ)を指差し、Snax選手がそれを確認するというシーンがありました。

該当シーンのクリップ

大会を運営するESLは、この行為に対してルールブック「2.7.2 Offline tournaments」に基づき、警告処分を下したとのことです。

2.7.2 オフライントーナメント
参加者は、自分たちの公式試合中に登録したコーチを後ろに立たせることができる。試合中、コーチはボイスコミュニケーションシステムを通じて、タクティカルポーズとハーフタイムの間のみ、選手達と会話することが許可される。コーチは指定された時間以外において、怒鳴ったり、触れるなどの非言語コミュニケーションなどの方法で選手とコミュニケーションすることは許可されない。

この項目に記載されているコミュニケーション制限に違反していることが判明した場合、コーチは審判から1回の警告を受ける。この警告が行なわれたことは、イベント期間中に維持された状態となる。ルールに再び違反したり、最初の違反が重大ものであった場合、コーチは退場処分となり残りの試合におけるコーチ権を失うことになる。運営チームは、コーチを退場させる際に試合を一時停止する。この一時停止は、通信エラー等の技術的な要因と同じ扱いで処理される。

コーチの違反が再犯とみなされた場合、チームは先制警告を受けることがある。先制警告を受けた場合、最初の行為発覚でコーチは退場処分となる。

退場となったコーチは、項目「2.3.3」に記載されている方法で交代することはできない。

警告はトーナメント管理者によって記録され、制裁措置のために審査が行なわれる場合がある。

コーチの振るまいがゲームに明確に関連性がある影響を与えた場合、コーチやチームに対する処分は、内容に合わせた厳しいものとなる。

TaZコーチのSNS投稿

「今回のことで、コミュニティからの反応を見ることになったのは最悪です。デスクに置かれた紙を指差すべきではありませんでした。戦術やプレーを指示する意図はありませんでした。ポジションすら覚えていないのかとコメントしている人たちもいますが…。このようなことは2度としません!Forgive TK」

※「Forgive TK」の「TK」は「Team Kill(ing)」の略称で、味方を倒してしまうことを意味しています。今回の投稿においては、スラングを使ってチームメイトに謝罪するような意図になるかと思います。

情報元

IEM Cologne groups day 4 as it happened | HLTV.org

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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