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『VALORANT』が「Xbox Series X|S」「PlayStation 5」に登場決定、PCとのクロスプレーは対応せず

「Riot Games」が、タクティカルFPS『VALORANT』を「Xbox Series X|S」「PlayStation 5」でリリースすると発表しました

『VALORANT™』コンソール版リミテッドベータ

  • 開始:日本時間 2024年6月15日(土)05時~
  • 対象:日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパ ※以降順次拡大
  • プラットフォーム:Xbox Series X|S、PlayStation 5
  • 登録:https://beta.playvalorant.com/ja-jp/

主な特徴

  • 競技性・ゲームの深みをPC版に並ぶレベルで実現
  • PCとのクロスプレーは対応せず
    • 対戦中に相手がマウス&キーボードか、コントローラーかと意識させたくないため
  • 様々なコンソールゲーム出身者がプレーしやすいよう、複数のプリセットを用意
    • エージェント個別のキー設定も可能
  • VALORANTらしい射撃を再現するため、新しい射撃モード「フォーカス」を開発
    • 「感度が下がった状態で腰撃ちできる」モード
    • 高精度射撃を狙う時などに使用する
  • PC・コンソールで共通アカウントを使用可能
    • 所有するエージェント・スキン・バトルパス進捗などが引き継がれる

PC版『VALORANT』は「基本プレー無料」が魅力の一つです。
公式プレスリリースには以下のように記載されていました。
こちらを見ると、コンソール版も無料ということになりそうでしょうか。

VALORANTは基本プレイ無料で、世界中のプレイヤーが対戦に参加できるよう幅広いスペックのPCとコンソールに対応しています。

VALORANTは無料

開発者 説明動画

「VALORANT」コンソール版についての開発者コメント

Q.VALORANTをコンソールでリリースする狙いは?

A.VALORANTに興味はあっても、環境がなくてプレイできないという方々が多くいらっしゃると考えています。コンソール版のリリースを通じ、そうした状況を変えられればと思っています。目指したのはVALORANT体験の楽しさすべてをお届けすることです。

核となるタクティカルシューターとしてのゲームプレイ、そして技術の研鑽と自己表現。対戦の品質と公平さを最優先するチームベースの競技環境、独自性・品質に優れたカスタマイズアイテムが揃ったエコシステム、そして各個人とその腕前を尊重する活気あふれるコミュニティー、そのすべてを届けたいと願っています。

VALORANTプロダクションディレクター Arnar Gylfason

Q.VALORANTの競技性をコンソール版で実現・維持するために変更を加えた部分は?

A.コンソール版向けの機能を検討する際には、新しいプラットフォームでも「VALORANTらしい瞬間」が生まれることを意識しました。単に操作方法を変更するのではなく、PC版と同じゲーム体験を目指したのです。

実現までは試行錯誤の繰り返しでした。他のゲームでの対処方法も分析しましたし、プレイした人たちからのフィードバック──これがいちばん重要です──もたくさん集めました。皆、コントローラー向けに最高の競技体験を生み出すことができるように張り切っていました。

違和感と不公平感のないプレイ感覚を達成するため、ゲームにも変更を加えています。必要に応じて切り替えられる新機能の「フォーカス」や、エージェントのアビリティーの調整などです。こうした改善策を重ねた結果、避けることができなかった変更もあります。

PCとコンソール版のクロスプレイをしない判断もそのひとつですが、これはVALORANTに求められる競技の公平さを満たす上で必要と判断しました。

VALORANTプロダクションディレクター Arnar Gylfason

Q.プレイヤーに特に伝えたいコンソール版の機能はありますか?

A.個人的に気に入っているのは、射撃時の「フォーカス」機能です。PC版と同等のゲーム体験──基本は腰撃ちでサブ/補助としてADSを用いる状態──を構築するため、開発に際しては実にさまざまな操作方法やゲームパッド感度を試しました。

しかしコンソール版ではどうしても腰撃ちのプレイ感覚がPCのようにはならず、それゆえにプレイヤーが取れる選択肢が制限され、PC版と同等のゲームプレイ表現ができませんでした。「フォーカス」はそうした経緯から生まれたものです。

このフォーカスは新しい射撃モードで、端的にいえば「感度が下がった状態で腰撃ちできる」モードです。プレイヤーは素早いカメラ移動/エイム時(コーナーを覗く、ユーティリティーを避ける)が必要ならば腰撃ち、高精度射撃を狙う時(クールなヘッドショットを決める時)にはフォーカスモード、と使い分けることができます。

コンソール版のシューターに慣れている方にも親和性が高い機能だと思いますし、VALORANTのADSが持つ付加価値も維持できると考えています。

VALORANTプロダクションディレクター Arnar Gylfason

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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