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『Team Falcons』のzonicコーチ、s1mple選手の獲得を見合わせた理由を説明

『Team Falcons』Counter-Strike部門のzonicコーチが、『Cybersport.ru』のインタビューでs1mple選手の獲得を見合わせた理由について話しています。

Cybersport.ru による zonicコーチインタビュー

インタビューは、ロシアのeスポーツ情報サイト『Cybersport.ru』が実施したもので、現在開催されている『BetBoom Dacha CS2 Belgrade 2024』のスタジオで行なわれました。

この中で、今後の去就に注目が集まるs1mple選手について言及があり、その部分について紹介します。

s1mple選手は移籍を前提に2023年10月にNatus Vincereのスターティングメンバーを外れ、2024年3月にはTeam Falconsのスタンドインとしてプレーしていました。

―― BLAST Premier: Spring Showdown 2024でs1mple選手をスタンドイン起用しました。感想を教えてください。

zonic
Sasha(s1mple)と試合に挑むことができたのは非常に楽しいものでした。Sashaは自身が優れたプロフェッショナルであることを示し、ミーティングにはいつも時間通りに参加しました。NAVIよりも早い時間設定のミーティングだったにも関わらずです。

黙って参加しているのではなく、自分の考えを積極的に提案し、他の選手に間違いがあれば指摘し、上手くいっていない場合はアプローチを変更しようと試みました。s1mpleがNAVIから持ってきた考えには、Falconsにフィットするものもあり、Sashaに感謝すると共に今後の成功を願っています。

―― s1mpleが選手継続してFalconsに残らなかったのはなぜでしょうか?

zonic
チームを構築するのは本当に難しいことで、様々な要因を考慮する必要があります。例えば、目先の結果だけではなく、構築するメンバーの将来についても考えることも自分にとっては重要です。自分の決断が、将来的な展望にどのような影響があるかも考えます。もし、FalconsがSashaの契約を買い取ることを決断したとして、それは決して安いものではありません。そして、チームの肩にはさらなる期待がのしかかることになります。

Sashaはライフラーとしてプレーすることを望んでいましたが、AWPerであるSunPayusとの関係や、今後半年でチームがどのようにプレーしていくかを考慮する必要もあり、非常に難しい決断でした。

隠すつもりはありませんが、Sashaの獲得を真剣に考えましたし、全てのことを慎重に比較検討しなければなりませんでした。契約にどれだけの費用を使うのか、その結果どれだけの成果を得るのか、他にはどのような選択肢があるのか、現在のFalconsにはどれを選ぶのが適しているのか。

最終的に、1人の選手を獲得するために巨額の予算を投じるよう経営陣に要望した場合、ロスターへのプレッシャーが大きくなりすぎると考え、Sashaの獲得は最善の決断ではないと判断しました。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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