スウェーデンを拠点とするeスポーツチーム『Alliance』がリブランディングを発表しました。
『Alliance』は、Dota 2公式世界大会『The International 3』(2013年)で優勝し、世界的なeスポーツチームとして知られるようになりました。
2014年12月にマネジメント会社が『Twitch』に買収され、2016年に独立しています。
以降は独立チームとしてスウェーデン以外にも展開を拡大し、南米にDota 2チームを設立したり、日本のコンテンツクリエイターxiinyaさんが所属したりとグローバル化が促進されました。
今回のリブランディングは、グローバルな展開を進めるチームを体現するものとしており、チームロゴなどが一新されています。
Update here:
🗞️ https://t.co/HXfGv8sXq0 pic.twitter.com/JlruVg33M3
— Alliance (@theAllianceGG) April 19, 2024
eスポーツは、常に象徴的な瞬間によって定義付けられています。匿名性のある初期時代を経て、現在は選手やチームが大きな注目を集めるほどにシーンは変貌を遂げました。
Allianceのeスポーツにおける旅は、シンプルな[A]のロゴと、Dota 2とStarCraft IIにおける象徴的なチャンピオンジャケットから始まりました。
Allianceは、2013年の設立当初から突出した存在でした。2016年にTwitchの傘下から離れ、選手がオーナーを務める組織となり、スウェーデンを拠点としました。チームのキーカラーにグリーンを採用し、特徴的なシールドのデザインを作り、eスポーツ界における地位を取り戻す旅をスタートしました。
Allianceは長年に渡り、貴重な教訓を得てきました。その中で1番といえるのは、eスポーツコミュニティの声に耳を傾けることの重要性です。当初は呪いとも思われた「rats」のアイデンティティを受け入れたことにより、現在ではチームを象徴する最も特徴的なことの一つとなっています。
Rats(ネズミ)は、本質的に社会性を持つ存在で、友人や家族と共に過ごすことに喜びを見い出します。これは、誰もが大家族の中で働き、繁栄していくことを実感できるようにしたいという、Allianceの精神を体現しています。現在、「Rattio」はAllianceのマスコットとして愛され、復活する力、忍耐力、決断力を象徴しています。
※運営者補足:「Rat」は『Dota 2』におけるレーンをスプリットプッシュする戦略として知られています。味方が敵を引きつけ、その隙に強力なレーンプッシュ能力を持つヒーローがレーンを押し進めてオブジェクトを破壊していく戦法で、Allianceが得意としていました。マスコットの「Rattio」は、この「Rat」からきているキャラクターになります。
Allianceはスウェーデンをルーツとし、世界中に展開するチームとして組織を拡大していく中、新しい時代が到来しました。新たなロゴは、Allianceがどのような存在であるかを示すと共に、無限の可能性に対する揺るぎないコミットメントを象徴しています。好奇心、成長、継続的な反映を伴う、Allianceの新たな旅が幕を開けました。
ブランドエージェンシーのKurppa Hoskと協力して、Allianceが何者であるかを示す、適切なブランディングを行ないました。[A]は東と西の架け橋であり、過去10年間で仕事と遊びを通じて融合させてきた様々な文化の故郷となるものです。この融合こそが、Allianceを独自の存在とし、成功に導いてきました。
今後数週間で、新たなブランディングをあらゆる場所で展開していきます。これはAllianceの歴史における重要なマイルストーンです。
Allianceはスウェーデンを拠点とする小さなチームとしてつつましくスタートし、選手・スタッフ・アンバサダーを擁するグローバルな組織へと進化しました。
そして、さらにページをめくる時です。次の章への大胆な一歩を、共に踏み出しましょう。
Alliance一同より