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「Counter-Strike」王国スウェーデンの単一国籍ラインナップ構築が現在だと難しい理由

HLTV.orgのインタビューにて、Ninjas in PyjamasのSweden Ludvig “Brollan” Brolin選手がスウェーデンの単一国籍ラインナップ構築が現在だと難しい理由についてコメントしています。

スウェーデンチームの競技シーントップ復活を願う声

スウェーデンは、Counter-Strikeの歴史において強国として知られており、CS1.6では世界大会出場や優勝の常連、CS:GOではNinjas in Pyjamasがオフライントーナメントで87マップ連勝の記録と共にシーンを制圧して圧倒的な強さをみせました。

近年は国籍ミックスのチームが多数となっており、競技シーントップでスウェーデンのチームや選手が活躍する機会は以前と比べて少なくなりました。そんな中、スウェーデンコミュニティや長くシーンを見ているファンからはスウェーデン王国の復活を願う声があります。

Brollan選手は、2023年10月にNinjas in Pyjamasのスターティングラインナップを外れ、現在開催されている『BLAST Premier: World Final 2023』に『MOUZ』のスタンドインとして出場してます(FaZe Clanに移籍したfrozen選手の代役)。

この大会のインタビューにおいて、Brollan選手は他の有力選手を含むスウェーデンチーム誕生に関する噂についての質問に回答しており、その答えが興味深いものでした。

Brollan選手のインタビューコメント

現状だとスウェーデン単一国籍ラインナップはかなり厳しいと思います。スウェーデンには強力なAWPerがいませんし、nawwkはApeksと新たな契約を結びました。ですから、噂されているようなスウェーデンチームの編成はありません。

実現すれば良いレベルのチームになると思いますが、単一国籍のチームを持つことに前向きなeスポーツ組織を探すのは非常に難しいことです。単一国籍のチームを作れているのはデンマークだけでしょう。デンマークはプレー人口が多く、そこから良い選手を選ぶことができていて、非常にすばらしいことです。時間をかければ良いスウェーデンチームを作ることが出来ると思いますが、サポートしてくれるeスポーツ組織を見つけるのが難しい状況です。スウェーデン単一国籍チームが誕生しにくいのはそれが主な理由だと思います。

It’s pretty hard now. We basically have no AWPers in Sweden, and nawwk has signed a new contract with Apeks. So it’s kind of not a thing anymore. Before, it might have been an option. I think it could be on a good level, but it’s really hard to find organizations willing to have a single-nationality team. I think the only country where that is happening is Denmark, and that’s really outstanding because they have a really big player pool to choose from. I think that, with time, we could be a good team, but it would be really hard to find an organization that could support us. I think that’s one of the main issues.

先日ロスターをアップデートしたFnaticは、現状でスウェーデン単一国籍チームを作る計画はないことをコメントしています。Ninjas in Pyjamasも、現在は国籍ミックスチームになっています。

ただ、現状でスウェーデン単一国籍のチームが存在していないわけではありません。2000年代にNinjas in PyjamasやSK Gamingの一員として活躍したレジェンド Sweden Dennis “walle” Wallenberg氏は、fragbiteにおける自身のコラムにてスウェーデンCounter-Strikeの歴史と魅力を振り返りながら「EYEBALLERS、Alliance、Metizport、The Prodigies、GODSENTがスウェーデンラインナップに賭けてくれているのはサポーターとしてうれしい。私たちが目指すのは、スウェーデンにおけるCounter-Strikeシーンを前進させ、選手とチームを向上させる続ける事だ」と綴っていました。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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