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新たな展開・変化を見せた『C4 LAN』主催者インタビュー、認知拡大でBYOC参加者増加を目指す

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ゲームを遊び倒す持ち込み型ゲームパーティ『C4 LAN 2023 SPRING』会場にて、代表・小林泰平氏に新たな展開や今後の展望についてお話をお聞きしました。

新たな展開・変化を見せた『C4 LAN』

今回の『C4 LAN』は、新たな展開・変化を感じました。これまでのコアスタッフが抜けたり、券売関連システムの変更、PR会社を起用したり、イベント会場においては無料ゾーンが拡充され様々なコラボ展開が行なわれていました。

実際にはどのような狙いがあったのかを代表・小林氏にお聞きしてみました。
お話を聞いたのは、Day2の午前中になります。

変化を感じた『C4 LAN 2023 SPRING』

Yossy:
Day1で遊ばせていただいて、いままでの『C4 LAN』と随分変わった印象を受けました。今回は、これまでと変えようという感じだったのでしょうか。

小林
大きく変えたというよりも、やりたいと思っていたことがいま形になったという感じです。全てではないですが、突然思いついて変えたということではありません。

これまで色々なスタッフと一緒に海外のLANパーティーに参加してきました。
「C4 LANがもっと大きな会場になったらやりたいよねと」みんなで話していたことを、今回やってみたというものもあります。

Yossy:
東京開催(2016~2019年)や前回のツインメッセ静岡も、BYOC席のエリアを多く取っていた印象があります。今回は無料ゾーンが広くなり内容もかなり充実したなという感じがしますが、狙いとしてはいかがでしょうか。
※BYOC席 = 自分用のスペースを確保できる有料席。ここにゲーム等を持ち込んで楽しむ。

小林
前回はコロナ禍を経て本当に久々の開催だったので、これまでやってきたLANパーティーをそのままやってみようというものでした。新しいものもなるべくやらないようにして、とにかく復活させることを最優先にして、そこを目指していました。

『C4 LAN』については色々な方から意見をいただきました。『C4 LAN』を愛していつも来てくれる方や業界の知り合いの人たちですね。共通している意見として、ふらっときた人が楽しめるようなものが少ないよねと。

せっかくこれだけ熱量が高いイベントなのだから、ちょっと足を運んでくれた方がそれを体験出来るようなものを増やしたらどうかということで、今回は色々な人が来て楽しめるものをやろうということにしました。

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中央の奥がBYOCエリア、それ以外は広い無料ゾーンとなっていた

「認知拡大」で参加者をもっと増やしたい

小林
もう1つテーマとしてあったのが「認知拡大」です。
『C4 LAN』とかLANパーティーといってもまだまだ知られていないんですね。
かなりゲームをやっている人でも「何それ」と言われるんですよ。名前すら知らない。そういう方がすごく多い。
せめて「C4 LAN= ゲームイベント」ということくらいわかるだけでも良いので、とにかく『C4 LAN』というものを知っていただきたいと思っています。

そこで今回、ストリーマーさんなど様々な方々にお願いして、認知を広げるために力をお借りしています。

Yossy:
確かに、露出や告知が増えてC4 LANの認知を広げようとしているという意図を感じていました。

小林
正直、これまでBYOCに来てくれているみなさんたちに「置き去りにされているな」と思われちゃったら嫌だなと、ドキドキしながらやっています。BYOCがC4 LANの核であることは間違いないんです。一方で、より多くの人に参加してもらうためには広めるということもやっていきたいということで、難しいなと思いながらもトライしています。

Yossy:
これを読んでくれている参加者の方に、BYOCに来るコアファンを大切にしつつ広める活動もしていきたいと思っているというのは伝わって欲しいなと思いますね。

小林
そう思っていただけるとうれしいですね本当に。

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『C4 LAN 2023 SPRING』参加者のみなさん

C4 LANとストリーマー共同企画の新たな取り組み

Yossy:
今回、無料ゾーンの展開がかなり充実していますが、それぞれどのような意図で実施されているのでしょうか。

小林
ストリーマーのしょぼすけさんとは、一緒に企画するということをやりました。

しょぼすけさんはこれまでも様々な独自企画で『C4 LAN』を盛りあげてくれていて、一緒に何かやりませんかとお声がけしました。「知り合いの配信者を呼んでBYOC席で何かやります」と言ってくれて、人気ストリーマーのみなさんを集めてくれました。

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しょぼすけさん

彼らが一同にそろって、オフラインで夜通しゲームをやる姿を生でみることができるのは前代未聞のことで、これまでにこういう企画は無かったと思うんですよね。しょぼすけさんやストリーマーのみなさんとお話をしていく中で、ファンの方もたくさん会場に足を運んでくれそうとわかって、「これはBYOCエリアだとセキュリティ的にも大変だぞ」ということで、専用エリアを無料ゾーンに作ってそちらでゲームを楽しんでいただく形にしました。

これをやるつもりだったというよりは、みなさんと一緒に作り上げた結果こうなったという感じです。

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特別企画「超騙し合いブラザーズ」に人気ストリーマー6名が登場。メンバーはしょぼすけかげまるIsバケゆかポン酢野郎はたさこ(※写真の並び順とは異なります)
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入場を待つファンのみなさん。

Yossy:
初日の夜から女性の方々があのエリアの中にずっと座っていて、何をやる場所なんだろうと思っていたのですが、前日の夜からしょぼすけさんたちのイベントを待っているみなさんだと知ってかなり驚きました。

小林
本当に驚きました。いままでのC4 LANではみかけないような、新しい層のお客さんたちですね。あとはキャンピングカーで大阪・名古屋を回ってくれているストリーマー「即ボン」のみなさんも、最初はキャンピングカーを会場前に止めて寝泊まりしていたら面白くない?みたいな話をしていました。

そこからどうしたらもっと楽しくて面白いかという話をしていったところ、実際に走ってミッションをクリアしようという企画に発展していったんです。『C4 LAN』としては、こうやってストリーマーさんたちと一緒に企画を作るというのが初めての試みでした。場所を用意するのでぜひ使って下さいというのがC4 LANの得意な形なんです。ストリーマーさんのカルチャーなどについてわからないことも多かったのですが、みなさんに協力いただいて形にすることができました。

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即ボンメンバー(ねろちゃんまおめーや)のキャンピングカーが会場到着後に行なわれたファンミーティングに並ぶみなさん。

変化していく『C4 LAN』と変らない絆

Yossy:
LANパーティーとストリーマーがクロスした企画ということで面白いですね。以前『DreamHack Japan』運営委員会のみなさんにインタビューをさせていただいたのですが、『DreamHack』はプラットフォームで、BYOCをコアな部分として大切にしつつ、ライブ・コスプレなど色々なものを組み合わせてエンターテインメントを作り上げているという話をされていて、C4 LANもそれに近しい展開だなと思いました。

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小林
LANパーティーは、性質的にそうなっていくのかもしれないですね。DreamHackのお話を聞いて、うれしいですね。狙ってそうしたわけではないですけど、DreamHackもそういうやり方なんだと知って、純粋にうれしいです。

これまでの『C4 LAN』のつながりでたくさんの方々が力を貸してくれて、本当にありがたいと感じています。

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ゲームのクリア時間を競うイベント「RTA in Japan」なども実施されていた

今後も目標は変わらず、目指すはBYOC席の増加

Yossy:
いまはDay2が始まったばかりで気が早いのですが、今後のC4 LANで目指していきたい、やってみたいと考えている事はありますか?

小林
BYOCの参加者を増やしたいですね。純粋にBYOCの席を増やしたいですよ。
そのためには、C4 LANをもっとたくさんの人に知っていただかないといけないと思っています。たくさんの方に知っていただいて、BYOCのお客様にもっと参加していただきたいですね。
とにかく、BYOCの席を増やしたいです。

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次回は1年後に開催される

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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