プロeスポーツチーム『SCARZ』を運営する株式会社XENOZが、株式取得によりJ.フロントリテイリング株式会社の子会社となったことが発表されました。
J.フロントリテイリング株式会社は、株式会社XENOZの株式50.8%を取得する契約を締結し、株式譲渡が2022年11月30日に行なわれる予定です。今後成長が期待されるeスポーツ事業に本格的に参入するとともに、パルコや百貨店など既存事業とのシナジーを創出するなど、新たな価値創造に取り組むとしています。
株式会社XENOZは、10周年を迎えたeスポーツチーム『SCARZ』の運営、eスポーツ・エンターテインメントプロジェクト「SoulZ」の開催、川崎をチームのホームタウンとし地域密着で「川崎から世界一」を目指すなどの展開を行なっています。
この度、J.フロントリテイリング様の一員として、共に活動できることを大変嬉しく感じております。
SCARZとして活動してきた10年間は新たなるステージへのステップアップを致します。会社として目指すべきビジョンNew AreaやチームスローガンのKeep it Realを更に広げるべくチーム一同は活動して参ります。
SCARZのチーム体制に変更はなく、世界を目指すための純粋な強化を行って参ります。
また、今回の連携でesportsが更に発展し、そして新しい文化の一つになるよう尽力して参ります。
J.フロントリテイリンググループは、「くらしの「あたらしい幸せ」を発明する。」をグループビジョンに掲げ、新たな価値提供にむけた事業領域の拡大について検討しております。当社は、社会の変化が加速するなかで、次の時代の芽を発掘し新たな体験・感動を提供することは大切な使命と考え、昨今、若い世代を中心に盛り上がりをみせているeスポーツを注目カテゴリーのひとつと捉えてまいりました。
XENOZ社は、eスポーツの主要大会で数々の好成績を収める老舗プロチーム「SCARZ」を擁するだけでなく、自ら大会・イベントの企画・運営を行うなど、eスポーツ創成期から業界をリードしています。
当社グループは、本株式取得により、XENOZ社と共にeスポーツの成長・発展を目指すとともに、顧客の心の琴線に触れる新たな体験価値の創出に向けて、XENOZ社とパルコや百貨店などグループ各社との協業を進め、企業価値の向上に取り組んでまいります。
①顧客の琴線を震わせる、未来のエンタテインメント事業の柱
eスポーツは今後も高成長が期待されるマーケットであり、その黎明期から参入することで先行者としての認知を固め、エンタテインメント事業の将来の柱として育成します。
eスポーツはプレイヤーも視聴者も熱気に包まれる競技です。チームを持つことで「熱狂的なファン」との絆も生まれます。白熱の対戦、選手とファンとの交流で生まれる熱量を、リアル・デジタルの両面で発信するなど、新たな価値の提案につなげます。
②当社の未来を支える、顧客基盤の獲得
パルコ・百貨店では次世代顧客の獲得は最重要の課題です。eスポーツはZ世代をはじめ10代~30代を中心とした若い世代の関心が高く、eスポーツに参入することで、次世代顧客へのアプローチを行いやすくなり、認知度向上、ブランディングに繋がるものと考えています。
③「リアル×デジタル戦略」を推進するうえで、未来の強力なコンテンツ
当社グループは、中期経営計画において「リアル×デジタル戦略」に取り組んでいます。eスポーツはデジタルを活用したビジネス(メタバース、NFT等)と親和性が高く、eスポーツチームというコンテンツを獲得することで、様々なビジネス展開が期待されます。当社グループ施設でのイベント開催など集客というリアルでの効果を確実に実現しながら、デジタル面へのビジネス拡張により、eスポーツへの参入が戦略遂行の加速につながると考えています。
『SCARZ』がeスポーツ・エンターテインメントプロジェクト「SoulZ」を発足、世界中を巻き込んだ日本最高峰のゲームと音楽の祭典を目指す