Dota 2メジャー大会『PGL Arlington Major 2022』で「Team Spirit」が優勝となりました。
『PGL Arlington Major』は、公式世界大会『The International 2022』の出場チーム決定に大きな影響を与える大会です。
ツアーポイントが付与される最後の大会で、最終獲得ポイントの上位12チームが『The International 2022』の招待出場枠を手にします。
決勝に進出したのは、ポイントランキング1位の中国「PSG.LGD」と、前年度世界大会王者であるロシア「Team Spirit」でした。
PSG.LGDはAmeが操るPudgeが11キル1デスと活躍を見せました。各レーンプッシュにおいてはPudgeと大量のナチュラルクリープを操るChenがフロントに立ち、Viperがその後ろからオブジェクトを破壊していく流れでエリアを確保していき、集団戦でも受けて返す力強さで勝利となりました。
2試合目は75分のロングゲームで、見応えある結末になりました。
PSG.LGDはNaga Sirenを主体とする強力なレーンプッシュで敵陣に押し込んでいき、Team Spirit側はMonkey Kingの破壊力で押し返すというようなゲーム展開でした。
PSG.LGDは57分すぎのRoshanを巡るチームファイト発生前まで16000ゴールド差でアドバンテージを作っていましたが、Team Spiritが4キルとRoshanを獲得しし資産差で逆転に成功します。
Team Spiritは本陣に3レーンからクリープが流れ込んでくる状況でしたが、最大の攻撃力を持つDivine Rapierを購入したMonkey Kingを主体としたファイトを通じて逆転勝ちに成功しました。
PSG.LGDのNaga Sirenは、敗北したものの75分ゲームで998GPM(Gold Per Minute)という驚異的な数字を叩き出していました。
ゲーム3は、26分すぎに発生したチームファイトでTeam Spiritが対戦相手全員を倒す事に成功。バイバックを1つ使った後にPSG.LGDが「gg」をコールし、比較的早期に決着がつく展開となりました。
Team Spiritは序盤からRadiant側にファーム用のAncientスタックを構築。Bristlebackに消化させていたところを察知され、PSG.LGDにキルとスタックを献上する結果となり、開始10分で2000ゴールド差が発生しました。
その後はPSG.LGDがリードする展開でゲームが進み、大きく流れが変わったのは32分頃のチームファィトでした。
Team SpiritはスモークGankで襲いかかってきたPSG.LGDを4キルで返り討ちにし、続いて発生した集団戦でも相手を叩きつぶして1万ゴールド差を逆転します。そして最後は敵陣を一気に破壊しての優勝となりました。
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🌟CHAMPIONS🌟#PGLMajor pic.twitter.com/hd4HEtGx5k
— PGL (@pglesports) August 15, 2022
Queen of Painを使用したTORONTOTOKYOは、この試合のキル関与率100%かつ13キル2デス15アシストというとんでもないスタッツを叩き出していました。
本大会の結果により、ツアーポイントの総ポイント獲得数上位12チームが、10月にシンガポールで開催される公式世界大会『The International 2022』の出場権を手にすることになりました。
いまのところ、公式サイトとLiquipediaで獲得ポイント数と順位に差がある状態です。
正式な発表を待ちたいところで、下記それぞれを参考としてご覧ください。