『VAXEE』がブランド4つ目となるマウス「VAXEE XE」シリーズを発表しました。
8月4日(木)18時より、『VAXEE』公式サイトにて9,490円(税込)で発売開始となります。
「VAXEE XE」シリーズは、これまでリリースされてきたesports向けのマウスとは事なり「仕事の効率を高めつつ、ゲーミングに使用する際の基準を満たす高品質な製品」という位置づけのマウスとなります。
eスポーツ向け
ゲーム&デスクワーク向け
『VAXEE』の創設者たちは、eスポーツプレーヤー向けのゲーミングデバイスを展開する『ZOWIE』ブランドを作り上げ、続いて立ちあげたのが『VAXEE』ブランドで、これまでにリリースされてきたのは基本的にeスポーツ向け製品となります。
今回、なぜそれとは異なる「ゲームとデスクワーク」にフォーカスしてきた製品が出てきたのが気になる方もいるかと思いますが、『VAXEE』は立ちあげ時に以下のような発表を行なっており、この方向性は規定済みの路線でした。
私たちは今でもesportsを愛していますが、チームは年齢を重ね、ライフスタイルも変化してきました。私たちは生活の他の分野に時間を割くようになり、仕事や日常生活に役立つツールのアイデアを開発してきました。このような状況の中で、私たちは、人の役に立つ製品を作りたいという情熱を持って、VAXEEを設立しました。
「VAXEE XE」シリーズは、既存の製品ラインナップと合わせて使えるよう、6色展開となります。
そして、以下のような特徴を持つマウスとなります。
[1] 仕事や生活の利便性を高める「ファンクションキー」を新たに搭載
※これらはドライバ&ソフトウェアなしで切り替え可能
[2] 機械式スクロールホイール採用
マウスホイールには、より滑らかで静音性が求められるため、オリジナルの光学式スクロールホイールから耐久性と信頼性の高い機械式スクロールホイールブランドに変更しました。ただし、オリジナルの光学式エンコーダは構造的に機械式エンコーダより優れていることに変わりはありません。
[3] ゲームとデスクワークに最適化したスイッチ
XEではキー構造周りの軽量化行いましたが、スイッチを60gから70gに変更し、これまでのクリックレスポンスタイム(2/4/8ms)調整システムに、新たに3msのオプションを追加することで、心地よい打鍵感を維持しつつ、構造変更によるミスタッチの可能性を防止しています。
[4] 着脱式Type-Cケーブル採用
ケーブルの剛性はそのままに、耐久性や安全検査への適合性などの基準を満たしつつ、Type-Cの着脱式スロットとして簡単に交換できるようにしました。これにより、ケーブルの修理で発送を待つという不便を回避することができます。
[5] 軽量化
ゲームよりも仕事で使うことを想定し、重量も当初の70~80gから67gに軽量化しました。これは、私たちの品質基準を維持したまま実現できる最小限の重量です。
[6] 新たな左右対称の形状とグリップを提供
左右対称の形状は常に主流であり、そのため、すでに多くの優れた左右対称の形状が存在します。XE形状のコンセプトは、市場がまだ提供していないグリップを提供するために開発されました。
これまでの開発経験を活かし、握り心地を重視したXEは、手のひらで包み込みやすい背面形状を採用しています。これにより、左右・前後・持ち上げの動作でより少ない力で、よりリラックスした快適な使用感を提供することができます。
『ZOWIE』時代は、ゲームで勝つことに必要の無い機能を徹底的に排除した製品開発を続けており、「ファンクションキー」を搭載するということは考えられないことでした。
「VAXEE XEシリーズ」は「esports向け」という制約から外れたことにより、これまでであれば採用されない「ファンクションキー」のような機能が追加されています。
コンセプトの違いがあるとはいえ、こだわって製品作りをしていた開発メンバーたちが、このような決断したことや柔軟に考え方を変えてしまうところは、個人的には驚いた部分です。
また、着脱式Type-Cケーブルが搭載されていることの利便性というのが、あまり良くわかりませんでした。ワイヤレスとしても使えるのかと思いましたが、このマウスは有線マウスであることが記載されていました。
今後の「VAXEE XE」シリーズではワイヤレスの構想があり、型や仕様を統一するためにこのような仕組みが導入されているという可能性はないでしょうか。
「VAXEE XE」シリーズは、8月4日(木)18時より『VAXEE』公式サイトにて9,490円(税込)で発売開始となります。
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