『2022 VALORANT Champions Tour – Challengers Japan Stage2』プレーオフの決勝戦で「NORTHEPTION」が優勝となりました。
決勝戦は、1万3000人の観客が見守る中「さいたまスーパーアリーナ」にてオフラインで実施されました。
対戦組み合わせは「ZETA DIVISION」対「NORTHEPTION」で、前日に行なわれたUpperファイナルでは「ZETA DIVISION」が2-0で勝利しています。
「ZETA DIVISION」は前回の世界大会3位、前の試合も2-0で勝利しており決勝でも優勢かと思われましたが、1マップ目ICEBOXは後半逆転に成功した「NORTHEPTION」が13-11で先制します。
2マップ目HAVENは「ZETA DIVISION」が13-4と圧勝し、3マップ目のFRACTUREは「NORTHEPTION」が13-4で勝利してリーチをかけると、4マップ目「ACENT」も優勢にゲームを進め、トータルマップカウント3-1で優勝となり、デンマークで開催される国際大会「Masters」の出場権を手にしました。
試合後のメディアインタビューにて、前日に敗北した「ZETA DIVISION」に勝利出来たことについての質問に、以下のような回答が行なわれました。
―今回「NORTHEPTION」メンバーの調子が良かったということですが、その理由は?
Derialy選手「1マップ目のICEBOXは一か月くらいスクリムをしていなくて、正直不安で自信もありませんでした。みんなで撃ち合いにだけに集中しようという話をして試合に挑んだのですが、それが良い結果になって、撃ち合いに自信がついて勢いに乗ったことでみんなのコンディションが良くなったのかなと思います」
―前日敗北したFRACTUREとASCENTの2マップで勝利しましたが、どのような修正をしたのでしょうか?
bailコーチ「私たちはZETA DIVISIONが使ってくるゆっくり時間をかけたプレーが苦手ですが、昨日試合をして慣れてきたこともありますし、自分たちがいままで見せてきたのとは違う予想出来ないプレーをしたのが、FRACTUREとASCENTを勝てた理由だと思います」
自分からは以下2つの質問をさせていただきました。今後の国際大会に挑むチーム「NORTHEPTION」についてより知ってもらうきっかけにならないかなという思いと、世界大会を幾度も経験したレジェンドbailコーチにぜひ聞いてみたかったというような理由です。
―「NORTHEPTION」はどのようなチームかについて人間面、ゲーム面のそれぞれで教えてください
JoXJo選手「チームメンバーたちを家族だと思うほど信頼関係が深く仲が良いのがNORTHEPTIONの特徴です。ゲームにおいては、毎ラウンド敵の動きを把握しながら、その対策がすぐに出来るところでしょうか」
―bailコーチは何度も世界大会に出場していますが、世界大会で勝つために、選手達にどのようなアドバイスをしますか?
bailコーチ「(世界で勝つ方法は)いままでの経験から2つあると思います。1つは運のような要素で、前日や試合当日に選手の調子が良いかよります。もう1つは、個人の自由時間を全て諦めるくらい、毎日毎日ハードな練習をしたら、世界大会での勝利につながると思います。」
また、大会最後に国際大会「Masters」への意気込みを訊かれたキャプテンのBlackWiz選手は、以下のような頼もしいコメントを残しました。
BlackWiz選手「この2日間のさいたまスーパーアリーナの試合、応援いただいたファンの皆さま、会場に来て応援していただいた皆さま、本当にありがとうございました。みなさんのおかげで、それが力になってこの勝利を掴むことが出来たので本当に僕は嬉しく思っています。ありがとうございます。僕たちが世界大会でどこまで通用するかはまだわからないですけど、ZETA DIVISIONが残した世界3位という記録よりも僕等が上を取って、日本はもっと世界に通用するんだぞというところを見せたいと思います!がんばるので、世界大会も応援よろしくお願いします!」
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