Riot Gamesが『VALORANT』のeスポーツ展開に関す新計画を発表しました。
2017年、ライアットゲームズはリーグ・オブ・レジェンド eスポーツ(LoL eスポーツ)の運営において、ビデオゲームパブリッシャーとして史上初めて恒久的パートナーシップモデルを導入しました。これは参加チームとライアットゲームズが正式なパートナーシップを締結し、共に同一の長期的ビジョンに向けて投資していくというモデルです。このモデルは2017年以来、北アメリカ、ヨーロッパ、中国、ラテンアメリカ、韓国、ブラジル、トルコの各リーグをはじめ、eスポーツ業界全体に広まっています。これによりプロプレイヤーには報酬の上昇やサポート体制の強化といったメリット、チームには複数年計画を立てられるメリットが生じています。
ライアットゲームズのエコシステムの恒久的パートナーシップスロット(参加枠)はそれ自体の価値も上昇しており、eスポーツ業界と伝統的スポーツ業界の両方から注目を集めるようになっています。また、チームと公式なパートナーシップ契約を締結したことで一層綿密なコラボレーションが可能になり、野心的なイベント/デジタル体験、そして観る者を魅了するeスポーツ体験の創造も可能になります。
League of Legends
世界大会優勝チームをモチーフとしたプレーヤースキン、チームのアイコンなど、さまざまなインゲームアイテムが展開されています。
CS:GO
ジャー大会出場チームのロゴが、ステッカーという形のインゲームアイテムとして販売されます。
このステッカーは自分が使う武器スキンに貼り付けられるほか、大会の結果予想ゲームで使用されることもあります。売上の50%が選手やチームに配分されます。
Dota 2
「Dota Pro Circuit」出場チームを対象とするサポーターズクラブ制度が導入されています。
最大3つのコースに分かれてインゲームコンテンツが提供され、こちらも売上の50%がチームに配分されます。
これらすべての要素が競技エコシステムの成長を促し、VALORANTの成長を新たなステージへと高めてくれると信じています。
胸躍る熱戦、観衆の前で実施する新イベント、百万人単位のファンを夢中にさせる視聴体験を実現するため、私たちはトップレベルの競技環境構築に取り組んでいきます。
過去10年間にLoL eスポーツ運営から得た教訓を総動員して、私たちはVALORANTを新たな多世代型競技へと高速進化させていきます。
VALORANTでは、業界最高峰の管理体制と情熱を併せ持つチーム組織と共に”今もっとも刺激的なeスポーツ”の座を目指していきます。
VALORANTの長期的パートナーシップモデルの設計においては、参加チームの事業継続性だけでなく、参加チームがVALORANT eスポーツの総合的な成長に合わせて事業拡大/構築していける仕組みも目指しました。選出チームに長期的パートナーシップ参加費用を求めないという決断も、長期的パートナーの成功を第一に考えてのものです。
今後はパートナーチームが所属選手のサポートと、優れたコンテンツを生み出してファン層を拡大していくことにリソースを集中できるよう環境を整備していきます。