招待制大会『GAMERS GALAXY: Dota 2 Invitational Series Dubai 2022』にて、ロシア「Virtus.pro」が昨今の情勢を理由に出場が認めらないまま大会がスタートとなりました。
It is time!!! 💫💫💫
The #GAMERSGALAXY: Dota 2 Invitational Series Dubai 2022 is officially underway, with FOURTEEN matches on Day 1 ! 🔥🔥🔥
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— Virtus.pro (@virtuspro) March 1, 2022
本日、Virtus.proは考えられないような状況に直面しています。GAMERS GALAXY: Dota 2 Invitational Series Dubai 2022の運営組織は、Nigma Galaxy SEAによって招待され、ドバイに到着した選手達を集め最後通告を突きつけました。
「Virtus.proがウクライナ情勢について公式な声明を出すか、大会出場を見合わせるか」
さらには、選手達がCOVID-19に感染していると発表し、プレー出来なくするとまで脅したのです(検査結果は陰性にもかかわらず)。
その後、代替案としてチームタグの使用とユニフォームの着用をせず、特定の国に属さない形で出場することが提案されました。
GAMERS GALAXYの運営を請け負っているのはウクライナの「WePlay」であり、この決定を強制しイベントを妨害すると脅しています。大会はUAEで開催されます。UAEはCISの状況について中立の立場を取っている国です。
Virtus.proは、WePlayやGAMERS GALAXYのこのような振る舞いを許容することは出来ません。私たちはウクライナ・シリア・アフガニスタン・ユーゴスラビア・その他のいかなる戦争も支持しません。公な立場を表明を強制することは平和には繋がりません。むしろ、人々を遠ざけ憎悪を煽る結果となります。
Virtus.proは選手や従業員が個人的な見解を述べることについて禁止していません。たくさんのファンを持つYEKINDAR, buster, OldBoy, BatulinS, m1loN, Jame、その他のプレーヤーたちは、言論の自由を行使しています。
ESforce Holding(Virtus.proの親会社)傘下・RuHubの従業員たちは集会に参加したり、ソーシャルメディアで自身の意見を述べています。
Virtus.proのCEOであるSergey Glamazda、多くの選手・従業員はウクライナの市民です。現在は大きなストレスにさらされていますが、平和への希望を持っており、eスポーツにおける特定の挑発に乗らないよう努めています。
ロシア・CISチームの多くが大きなプレッシャーにさらされています。大会運営会社の中には、すでに魔女狩りを開始しているところもあります。政治で動く伝統スポーツのようなことは止めることを強く求めます。eスポーツは、その多様性が素晴らしいのです。異なる国、人種の人々が、1つのタグの元で共にプレーすることが出来ます。帰属する領土は、pingとタイムゾーンでしか測ることは出来ません。
Virtus.proは今回の脅迫に屈しません。ユニフォームを脱ぐことはなく、このような仕打ちを受け入れることは出来ません。自分達の立場については、短期的な利益や感情ではなく、長期的な戦略やチームの精神に基づいて必要が来た時に自らの意思で説明します。
そして、eスポーツは人と大陸を結びつけるものであるべきです。
戦争ではなく、プレーをしましょう。