LANパーティおじさんことPoNz氏に、この大変なご時世、「次」にLANパーティへ確実に参加するために今出来る事についてのコラムを寄稿していただきました。
「あのイベント、次は行きたい」
そう思って2年近く経過した人は多いのではないでしょうか。昨今の情勢に関係なく、有名なイベントであっても、「次」が必ずあるとは限りません。
今回は、来るべき日に備え、「次」を逃さない為のメモです。
LANパーティに限らず大きなイベントやレアなイベントの場合、遠征組の参加者も少なくないです。遠征ということはある程度準備が必要になります。
ことLANパーティとなると、体一つで参加出来るイベントと比べ準備が大変です。「次」に備えて入念に準備しましょう。
なお、本情報に起因して生じる結果について一切の責任を負いません。全て自己責任でお願いします。
イベントへ参加する際、チケット以外にもお金が必要になってきます。
パッと思いつくだけでもコレらを賄えるだけ貯金が必要です。さらにLANパーティとなるとコレらに加えて、以下が必要になってくるでしょう。
ではどれ位必要になってくるか遠征組視点でザックリ試算していきましょう。
※イベントの開催場所、自宅の場所で大きく左右されるので、自身で計算しましょう。
という風に、条件によってバラつきは出るもののチケットを買う段階である程度貯金がないと、行くと決めてから準備するには大変な額になることがわかります。
食費等 普段の生活で発生するモノも、イベントになると相場があがるケースも多いのでそこを踏まえて計算しておきましょう。
一般的な着替え、常備薬等は通常の旅行感覚で数日前に準備出来るので問題は無いですが、LANパーティの場合はパソコン・ゲーム機とモニタ、周辺機器が必要になるので注意が必要です。
普段、ミドルまたはフルタワー型等の大型デスクトップパソコンを使用している人は、自宅から会場まで車で移動出来る場合を除いて、買い替え・組み換えの検討も視野に入れましょう。
キャリーカートを使ったとしても、公共交通機関を使う場合は周りに迷惑をかける恐れがあるだけでなく、デコボコ道であったり階段を利用せざるを得ない場面というのは多々あります。また、そういった移動中にパソコンが故障してしまうケースも珍しくありません。
なお、運搬しやすいパソコンは以下があります。
小型デスクトップ
数は多くありませんが
、比較的小さめのゲーミンググレードのデスクトップがラインナップにあります。
ゲーミングノートPC
各社様々なスペックのモノが出て選択肢も多く、基本的に小型デスクトップより軽いです。モニタもついてるので一石二鳥なのもGood。
ハンドヘルドPC
どうしても他と比べるとスペックが低く、小型デスクトップ以上に選択肢が無いですが、自身のプレイするゲームが十分に動作するのであれば、最軽量PCの部類になります。
パソコンと違い出来ることが限られて来ますが、次のような工夫が出来ます。
24インチクラスのハンドキャリー
『ROCCAT Tusko』のようなモニタにスタンドを付けたまま持ち運べるようになるアイテムを使うとちょっと重い手荷物感覚で運べるようになります。
モバイルモニタ
15インチ前後のサイズになってしまいますが、ゲーミンググレードのモバイルモニタも出ています。モバイルモニタであればリュックやスーツケースにも簡単に入る為、運搬性は抜群です。
VR用の物で遊んでいるケースしか見かけたことはありませんが、リュックやスーツケースにも入るのでゲーミンググレードのモノがあれば意外と良いかもしれません。あとはちょっと変わり者を演出したい場合とか。
陸路で移動する場合、構内の移動だけでなく乗り物内でも注意が必要です。大型リュック、キャリーバッグと比較的大きな荷物を取りまわすことになるので、リュックを背負ったままにしない、キャリーバッグは専用の場所や邪魔にならないところへ移動させる、といったことを忘れないようにしましょう。
特定の新幹線では荷物スペース付き座席もあるようなので、そういったサービスを活用するのも良いでしょう。
空路の場合、機内持ち込みとそうでないモノを事前に分けて1発でクリア出来るようにしておきましょう。特にモニタをハンドキャリーしている場合、スタンドの関係から手荷物サイズにならない物も多いので注意が必要です。
パソコンをリュックに入れている場合も、手荷物検査でリュックから毎回出す必要があるので、スムーズに出し入れできるようにしておきましょう。
また、陸路と異なり飛行機では原則荷物を戸棚へしまう必要があるので、重たいパソコンやモニタを落としてしまわないように、細心の注意が必要です。
帰路について、最初の移動とイベント参加により、非常に疲れた状態での移動になります。最後の最後で楽しい思い出が台無しにならないよう、自宅に着くまで気を抜かないように前もって気合を入れておきましょう。
ざっと書くと準備の段階で非常にハードルが高いように感じるかもしれませんが、日々少しづつ準備をしていれば大変なことではないので、「次」を逃さないように今から準備を始めましょう。