Dota 2で2018~2019年に世界王者となった、『OG』の Anathan “ana” Pham選手が引退を発表しました。
この数年は素晴らしい旅でした。そして、いよいよDotaから離れるとお伝えする時がやってきました。
引退についてはしばらく迷っていましたが、人生における新たな章に進む準備が出来ました。
Dotaは最も長い時間を費やし、人生の大部分を占めてきました。人生で学びたいことや探求したいと思う他のことが見つかり、感謝しはじめています。
OGはとても理解があり親切で、今回の決定は自分自身だけでなくチームにとっても最善の決断だと思っています。Dotaの中、OGメンバーとの試合の外、両方で多くの事を学びました。
自分にとって、OGは実家のように感じる場所であり続けるでしょう。Dotaは自分の心の中で常に特別な存在であり、Dotaコミュニティと出会った人々に感謝します。家族と友人たちには特に感謝しています。
読んで頂きありがとうございました。
Ana
これまで、ana選手はチームを離れて復帰し世界王者獲得に2度貢献するという、優勝請負人のような仕事をしてきました。
2021年シーズンは4月にチーム復帰。ana選手とOGは、『Dota Pro Circuit 2021』の突破を通じて8月にスウェーデンで開催される公式世界大会『The International 10』に出場する、ということで合意していそうですが、結果的に成績は振るわずプロサーキット枠からの出場権は得ることが出来ませんでした。
今後は、各地域で行なわれる予選から『The International 10』の出場権を狙うことになります。しかし、ana選手はここで競技シーンから去る事を決断しました。
OGは公式サイトにて、「自分が正しいと思うことをするべきであり、家族の一員であるanaの決断を完全に尊重します。長年の尽力を含む全てに感謝しています」とコメントしています。
2018年、OGはオープン予選から勝ち上がり世界一まで上り詰めました。
今回、ana選手が去った状態で Nigma、Team Liquidなどの強豪もいる西ヨーロッパ予選を勝ち抜き『The International 10』の出場権を得るのはかなり厳しい状況ですが、OGには再度逆境を乗り越え3連覇を成し遂げてしまうのではないかという期待感があります。それを共に実現する新たな5人目の選手は一体誰になるでしょうか。