Dota 2プロチーム『Team Nigma』が、アラブ首長国連邦の「エティハド航空」とスポンサー契約を締結したと発表しました。
『Team Nigma』は、2017年のDota 2公式世界大会を制したメンバー達が、2019年に立ちあげたeスポーツチームです。
チームはアラブ首長国連邦のゲーム開発者・プレーヤー・消費者・企業などを包括的にサポートするプロジェクト「Abu Dhabi Gaming」(AD Gaming)に参画するため、チームの拠点を同国に移転。
選手達は今後5年間、ヤス島に設けられる「Gaming Hub」というチーム専用のトレーニング施設を本拠地として活動していくことになります。また、チームのスタッフ・アナリスト・コンテンツクリエイターなどは「Yas Creative Hub」に集約され、こちらは2021年第4四半期に施設完成予定とのこと。
これとあわせて、アラブ首長国連邦の国営航空会社「エティハド航空」とスポンサー契約を締結したことが発表されています。
現在、Team Nigmaに所属する選手の多くがエジプト、ヨルダン、レバノン在住です。チームはMENA地域(中東・北アフリカ)の人材に対して、インフラ・実績に基づくチーム構築方法・メンタルサポートを提供する事に重点を置いています。
Team Nigmaの選手達が「Yas Creative Hub」「Gaming Hub」を利用しながら一緒に生活したりトレーニングすることは、MENA地域を発展させる計画に大きな貢献をもたらすことになるでしょう。
コミュニティに対して還元することは、Team Nigmaのコアバリューの1つです。私たちは、MENA地域に計り知れない可能性を持つ才能がいることを世界に示してきました。適切なサポートがあれば、国際舞台で活躍できる才能がこの地域から数多く生まれると確信しています。
子供の頃はパイロットになることを夢見ていたので、お気に入りの航空会社と提携することは、個人的にも、プロフェッショナルとしても特別なことです。
最高レベルで競技を行なう時、Team Nigmaの選手やスタッフ達は常に世界中を旅してトップのDota 2チームと対戦する必要があります。エティハド航空の提供による膨大なリソースと経験は、Team Nigmaの選手やスタッフ達が新たなレベルに到達することを手助けするものとなります。
ゲーム産業は急速にその注目を集めています。アブダビのeスポーツ業界への投資にあわせて、エティハド航空がeスポーツチームと提携する初のグローバル航空会社となったことを誇りに思います。今回のスポンサーシップは、エティハド航空がスポーツスポンサーシップに対して航空業界をリードするアプローチを行なっていることを証明するものとなります。
エティハド航空はマンチェスター・シティ・フットボールクラブから、F1の「Etihad Airways Abu Dhabi Grand Prix」まで、世界的なスポーツチームやイベントと提携していることで知られています。
私たちはコミュニティと一体となって取り組むスポーツへのスポンサーシップに価値を見いだしており、Team Nigmaとの取り組みに期待しています。