Valveが、アンチチートシステム「Valve Anti-Cheat」に検出されたCS:GOプレーヤーに対する、公式大会出場のガイドラインを変更すると発表しました。
これまで、「Valve Anti-Cheat」による不正検出を受けた場合、Valveが主催する大会(メジャー大会)の出場権が永久に剥奪されるという仕組みでした。
今回、この部分が緩和され、VAC BANが適用されてから5年未満の場合は出場禁止(5年以上経過で出場可)となります。
VAC BANを受けている競技プレーヤー一覧
計算上、2016年4月よりも前にVACが適用されたプレーヤーであれば、今後行なわれる2021 RMRに出場出来るようになります。
ルール的には上記の対応となりますが、VAC BANを受けるのはチート等の不正行為を行なったプレーヤーです。
アカウント乗っ取りなどの影響でVAC BANされることもありますが、自らの意志で不正を行ないVAC BANされたプレーヤーが競技シーンに戻ってきたとして、その選手を応援出来るか、チームを代表する選手として起用出来るかといったことは、VAC BANの傷を持つ選手にとって不利な点としてついて回っていく要素だと思います。
2021年のRegional Major Rankings(RMR)シーズンを迎えるにあたり、イベントガイドラインの見直しを決定しました。
これまで、CS:GOでVAC BANとなった選手はValve主催イベントの出場を禁止していました。このガイドラインは、ゲームが新しくなってから更新されておらず、CS:GOの全VAC BANは比較的最近のものです。しかしながら、VAC BANは8年以上に渡る物もあり、そこをアップデートすることにしました。
今後、出場禁止はVAC BANを受けて5年未満の場合に適用されます。また、Valve主催大会に初めて出場し、その後にVAC BANが適用された場合は失格処分とします。
VAC BANに関する全ての影響に変更はありません。唯一異なるのは、今回のValve主催大会出場資格に関することのみです。
選手がVAC以外にValve主催大会に出場することが出来ない理由を持つ場合、出場可否に変わりはありません。
来たる2021年のRMRイベントを楽しみにしています。2021年秋に開催されるStockholm Majorに関する、さらなる詳細情報を楽しみにお待ちください!