Ninjas in Pyjamasが、Dota 2部門を閉鎖することを発表しました。
チームはDota 2部門を2018年に再始動。2020年にチームキャプテンの Peter “ppd” Dager 選手が引退を発表し、その後にラインナップを一新していました。
2020年の公式世界大会『The International 2020』は、チームの地元であるスウェーデンで開催される予定で、こちらに出場する事がチームの大きな目標でしたが、新型コロナウイルスの影響により開催は延期となり、競技シーンにも大きな影響を与えています。
現状でDota 2チームを維持するのは非常に難しいという判断から、現在のDota 2部門を閉鎖いることを決定。今後は、世界大会やプロツアーが再開された後に、改めて参入を検討するとのことです。
今年はすでに不安定だったエコシスムに大きな打撃が与えられました。『Dota Pro Circuit』と世界大会『The International』は無期限延期となり、Dota 2における財政を安定させる道がますます不透明になっていることに気づきました。ヨーロッパには人材が集中しており、収益が減少する一方、チームを維持するためのコストは著しく高くなっています。
Ninjas in Pyjamasは、世界において最も象徴的なチームの1つです。最高のトロフィーを獲得するために競うのはチームのDNAにおけるコアな部分ですが、ヨーロッパにおいてその道を進むのは、現時点では容易なことではありません。そのため、現在のDota 2部門を閉鎖し、戦略と地域におけるプレゼンスを完全に見直すことを決めました。
Dota 2に対するアプローチを再考するために、懸命に努力してくれた選手たちには特別な感謝の意を表します。とんでもない才能を持つ選手達が、今後成功することは間違いありません。みなさんの幸運を願っています。
私はこれから待ち受けるものに興奮しています。特定のゲームについて、インフラストラクチャ全体を見直すというのはめったにあることではありません。これは可能性の扉を開きます。そして、適切な機会が訪れたら、最高レベルの競技シーンに再び参入することになると確信しています。