『SteelSeries』が超軽量ゲーミングマウス「Aerox 3」「Aerox 3 Wireless」を発表しました。
「Aerox 3」「Aerox 3 Wireless」は、マウスのボディを肉抜きしハニカム構造とすることで軽量化を施すというトレンドに追従しながら、『SteelSeries』の技術力による差別化もみせたゲーミングマウスです。
「Aerox 3」は57グラム、「Aerox 3 Wireless」66グラムとなっており、単なる後追いではない点として防水防塵性能を表すIP54規格に適合していることが挙げられています。これにより、ボディの穴を通じてホコリや手汗が入り込み内部の電子回路が守られ、耐久性に関わる不安が解消されると説明されていました。
そして、PixArt社と開発した新センサー「TrueMove Air」や、SteelSeries独自のQuantum 2.0 WirelessテクノロジーによるBluetoothモードで200時間、2.4GHzモードで80時間以上のバッテリー寿命を実現するなど、性能面においても優れていることが特徴となります。
超軽量マウスは、ゲーミングマウスの業界を突如として席巻しました。今回、SteelSeriesのファンだけでなく、世界中のPCゲーマーにとって最高な製品となるであろう2種類のマウスを発表することに、とても興奮しています。そしてついに、ゲーマーの皆さんが驚異的な軽さのマウスを手に入れるため、製造品質やパフォーマンスを犠牲にする必要はなくなりました。
各製品は、2020年11月10日よりSteelSeries公式サイトで取り扱いがスタート予定。日本での展開についてはいまのところ未定となっています。
個人的に、ハニカム構造マウスの競争は、新興勢力メーカーやトレンドに合わせた製品を作るメーカーの間で行なわれているものという認識で、トッププランドの1つである『SteelSeries』がここに参戦してきたのは驚きであると共に、IP54規格の対応やパーツ性能による差別化を行なっているとはいえ、こちらに入ってきてしまったか、という思いがあります。それだけ、この軽量化のトレンドは無視できないほどのインパクトを持つものとなっているということの証明であるとも言えます。
ちなみに、『Razer』は軽量化戦争に対して異なるアプローチで対抗し、その技術力を見せつける展開をおこなっていました。