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ゲーミングマウス『ZYGEN NP-01 esports mouse powered by VAXEE』の開発版を使用させていただいてのインプレッションを紹介します。
動画バージョン
VAXEEとZYGENについて
「NP-01」は、『ZOWIE』製品を作り上げてきたメンバー達と、「とんでもないプレー」でお馴染み・日本Counter-Strikeのレジェンド
noppo 氏(@noppo_cs)が協力して開発を進めているesports向けのマウス、通称「とんでもないゲーミングマウス」です。
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各ブランドについて
- VAXEE:『ZOWIE』創設メンバーたちが立ちあげた新ブランド
- ZYGEN:
noppo 氏によって、プレイヤーの潜在能力を最大限に発揮できるような製品づくりを目標に設立されたブランド
VAXEE 製品の特徴
- esportsマウスは、全製品で基本性能・スペックを踏襲して開発
- 各製品の特徴は、パートナーのコンセプトに合わせて変化
現在は、製品完成前の調整段階となっており、自分はその開発版を試用させていただく機会を得ました。
製品版で変更が予定されてい点
- カラーリング
- 本体のコーティング
- マウスボタンのカーブ、コーティング など
ZYGEN NP-01 の特徴
まず箱がかっこいいですね。製品版ではデザイン等も入ってさらに格好良くなるでしょう。
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自分は『ZOWIE』マウスを長年愛用しており、FPSでは「ZOWIE FK2-B」、『Dota 2』等のゲームでは「ZOWIE S」という使い分けを行なっており、形状はともに左右対称型を好んでいます。
それ以外のマウスは使用していないため、上記との比較という観点で紹介します。
マウスのクリック応答速度を「8ms」「4ms」「2ms」で切り替え可能
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- ZOWIEマウスは8ms
- 4ms は Logicool G Pro Wireless など
反応が非常に良いマウススイッチ
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- 跳ね返りが強く、しっかりクリック出来ている感を得てプレー出来る
- FPSのピストルラウンドやタップ撃ち、Dota 2の移動中時のボタン連打などが快適な印象
- 2ms設定と合わせるとマウスと照準が一体したような射撃感を得られる
右側後部をふくらませ、自然に掴める形状
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- 最初は、このメリットを体感出来なかった
- 使い続けていくと、小指と薬指を自然な形で握れる形状であることが体感出来た
- 「FK」や「S」はホールドするために小指と薬指くっつけて握る形になるため、そちらに力が入りやすい
- 「NP-01」は、形状によりそれがなく、力が分散されて手のひらや手首でマウスを操作
出来る感覚がある
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マウスとコードが擦れないよう、形状が記憶されたパラコード
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- 公式サイトにパラコードと書かれているが、フワフワしている感じではなく硬さのあるケーブル
- マウスの付け根部分は、上向きに形状が付けられておりマウスパッドと擦れにくい
- マウスコードホルダーと合わせれば、マウスパッドとコードが擦れることはほとんど無い
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カチっとした感覚で使える24ノッチの光学式ホイール
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- ZOWIEマウスは16ノッチのホイールで、シャリシャリしているというか回転と操作感があっていない印象があった
- NP-01は24ノッチで、1スクロールと挙動がマッチしていて操作感が非常に良い
こちらは動画で音や挙動をご確認いただけます。
親指に干渉しにくいサイドボタン
- 「S」シリーズのような大きなボタンではなく、「FK-B」シリーズのような小さなボタンを採用(NP-01)の方が若干大きい
- 親指が干渉しにくくなるよう、スペースが確保されている
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NP-01とZOWIE S
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ZOWIE FK2-BとNP-01
スキマの少ないカバーデザイン
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- マウスのつなぎ目がなくなっているため、違和感や埃・汚れが入り込むということがない
- ものすごいアドバンテージという印象はいまのところナシ
0.45mmの独自ソール
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- 上下2枚構成のソール
- ZOWIE マウスのソールよりは、下部が少し小さい
- デフォルトソールをはがしてしまって比較ができない
- 現在使っているEsports Tiger Arc1よりは、NP-01ソールの方が滑りやすい印象 (ただし摩耗しているためその影響もあるかと)
- より滑るから優れているわけではありません
ZYGEN NP-01 開発版のここがとんでもない
「ZYGEN NP-01」を使った現時点での利点や感想などについて。
「左右対称」「右利き」形状どちらのユーザーも使用出来る
「左右対称」マウス派の自分が使い始めた当初の印象は、「FK-2B」「S」とかなり捜査観が違い、「自分には合わないかもしれない」というものでした。
しかし、使い込んでいくことで持ち方や使い方がマウスに合わせたものに変わっていき、いまではほとんど違和感がなくなっています。
固定概念にとらわれずに使うことで、新たな発見があったと感じました。
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クリック感、ホイールがとにかく良い
『ZOWIE』マウスよりも非常に良くなっていると感じたのが、強い跳ね返りのボタンと、操作と一致したような反応をしてくれるホイールです。この部分が気になっている『ZOWIE』ユーザーは試してみる価値ありです。
応答速度2ms
こちらはずば抜けて操作感が変わったと感じられるわけでは無いと思います。
しかし、ボタンのクリック感と合わせてかなり良いリズムや感覚で使用出来るというのは間違いありません。
そして、「使っているマウスのボタン応答速度は2ms」ということが、精神的な面で自分に優越感やアドバンテージを与えてくれるというのがなかなか良い点ではないかと思います。
これまで愛用の『ZOWIE』「FK-2B」「S」ではなく「NP-01」を使い続ける予定
ホイールとクリック感が良くなっていること、形状の違いにも慣れることが出来て、元々使っていたモデルに戻る事も無く、これからも使用していけるという思えるようになりました。
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重量については、75グラムなので現状のトレンドと合わせても許容範囲かと思います。
ワイヤレスではありませんが、こちらもマウスコードホルダーを使っていればほとんど気にはなりません。
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「ZYGEN NP-01」は、随分慣れてきてかなりの使いやすさを感じています。
先に上げたアドバンテージもあり、いまのところ『ZOWIE』FK-2B、Sに戻りたいという気持ちにもならないことから、当面はこの「NP-01」をメインとしてゲームをプレーしていきます。
「ZYGEN NP-01」のリリースは10月が予定されています。もし、気になって使ってみたいという方には、『ZOWIE』マウスの既存モデルを置き換えるものではないという点には気をつけていただきたいと思います。そして、もし手にしたのであれば、自分のように「FK-2B」や「S」とは違うなと思ってもすぐに使うのを止めてしまわず、1週間以上は使ってみて欲しいなと思います。
今回、動画での紹介も行ないましたのでこちらも合わせてご覧ください。
スペック
- タイプ: 非対称/平面モデル
- センサー: PMW3389
- スイッチ: HUANO 60g
- クリック速度: 2 / 4 / 8msから選択可能
- マウスホイール: 光学式24ノッチホイール
- リフトオブディスタンス: Low/ Mid / Highから選択可能
- 重量: 75g (ケーブルは除く)
- マウスソールの厚さ: 0.45mm
- ケーブル: パラコードタイプ / 2m / 6.6フィート
- DPI: 400 / 800 / 1600 / 3200
- USB レポートレート(Hz): 125 / 500 / 1000
- ボタン数: 5
- USB接続: USB 2.0 / 3.0
- 発売日:2020年10月予定
- 価格:未発表
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