Valveが『Dota 2』大会を個人配信する場合のルールを記載したページを公開しています。
まず最初に、全て読むのが面倒という人向けに書かれていたルール内容を簡単に紹介します
主なルール
Dota 2の大会配信においては、『ESL One Genting 2018』において一部のファンが非公式配信を行なったことに対して、大会主催者が『ESL』は「DMCA」(デジタルミレニアム著作権法)による申し立てを実施したことで大きな問題となった事があります。
その際に、Valveが配信に関する「Broadcasting Dota 2」というブログ記事を公開しその中でルールについて言及していましたが、「DOTA 2 COMMUNITY STREAM POLICY」という独立したページが登場したようです(いつから出来たのかは不明)。
以下はそのページの内容を紹介したものです。
Valveは、コミュニティクリエイターが解説動画の作成やトーナメント・リーグ配信ができるよう、ゲーム内観戦ツール「DotaTV」を提供しています(これらは「コミュニティストリーム」と定義される)。
esportsトーナメントやリーグを開催する主催者(オペレーター)は、自身が運営する大会で「コミュニティストリーム」を行なうための配信ルールを公開することが出来ます。
コミュニティメンバーとして、Dpta 2イベントについてValveが付与する権限に基づき「コミュニティストリーム」を行なうことが出来るのは以下に該当する場合のみとなります。
Q: 放送したい大会の配信ルールがわかりません。配信を続けてもかまいませんか?
A: 配信ルールを見落とさないよう、確認する責任があります。疑問がある場合にはオペレーターに確認してください。
Q: オペレーターに連絡を試みましたが返事がありません。とりあえず配信してしまっても良いでしょうか?
A: 経験則として、少なくとも2週間前までに英語かオペレーターの母国語でお問い合わせ下さい。最大限の努力をしても配信ルールが見つからなかったり返信をもらえなかった場合は、配信出来ないということになるかもしれません。
Q: 適切と思われる配信ルールとはどのようなものでしょうか?
A: 可能となる要件について網羅することは出来ませんが、オペレーターが課すことに合理的であると考えられるものをいくつか列挙します。
支払い要件が含まれていたり、要件があまりにも複雑だったり、誠実に行なわれているコミュニティストリームをブロックするような対応は配信ルールとして合理的であると考えていません。
逆に、大会主催者は配信ルールを守っていない配信者に対して連絡して対応を求め、大事となる前に収束させる機会を与えることを推奨します。
Q: オペレーターが不当なルールを提示していたり、システムを悪用していると思われる場合はどうしたら良いでしょうか?
A: そのような不正を見つけた場合は、dotaprocircuit@valvesoftware.com までお気軽にご連絡ください。
Q: 「非営利」の意味するところについて教えてください
A:「ビデオポリシー」ページで詳細をご確認ください。また、有料コンテンツやスポンサーメッセージ等がない配信であったとしても、配信キャスティング組織のアカウント上で行なわれている場合は、本質的に営利配信であるとみなします。
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