RFRSH Entertainment主催の「VALORANT IGNITION SERIES」大会『BLAST Twitch Invitational』でG2 Esportsが優勝となりました。
『BLAST Twitch Invitational』はヨーロッパの強豪4チームが招待出場し、賞金総額5万ユーロ・ダブルエリミネーション方式トーナメントで実施されました。
結果は下記の通りで、 G2 Esportsが優勝。
G2 EsportsはヨーロッパのVALORANT IGNITION SERIES大会を7大会連続制覇となります。
Kings of Europe, we won every single Ignition Series tournament in our region.
🏆1st – BLAST Twitch Invitational
🏆1st – LVL Clash 2
🏆1st – Allied Esports Odyssey
🏆1st – Mandatorygg Cup
🏆1st – WePlay! Invitational
🏆1st – Vitality European Open
🏆1st – G2 Esports Invitational— G2 m1xwell (@Mixwell) September 13, 2020
本大会では、パージョン1.07で強化されたブリーチが82%のピック率(14試合中23回ピック)となりました。
ブリーチの相手の視界を遮るアビリティ「フラッシュポイント」の使用回数が2→3回、溜め時間が0.6秒→0.5秒に短縮化されたことによりスキルの存在感が大幅アップ。
お互いがこのスキルをカウンターで撃ち合うことで、下記のシーンでは7秒近く視界を奪われるような展開となりました。
Nice breach buff! pic.twitter.com/JNTTopYVjF
— FPX Zyppan (@Zyppaan) September 13, 2020
本大会の真のMVPはブリーチだという公式のネタツイートまで飛び出すほどの存在感。
THE REAL MVP OF #TwitchInvitational: Breach 💥#BLASTVALORANT pic.twitter.com/r9MhZfFpwd
— BLAST VALORANT (@BLASTVALORANT) September 13, 2020
※実際のMVPはG2 Esportsのardiis選手。
The @Gillette Tournament MVP: @G2ardiis 🔥
With so many impactful performances he was instrumental in taking home the trophy for @G2esports!
CONGRATULATIONS 🏅#TwitchInvitational #BLASTVALORANT pic.twitter.com/IAF9X031qv
— BLAST VALORANT (@BLASTVALORANT) September 13, 2020
個人的にこの大会で注目していたのが、世界でもトップクラスの大会運営団体である「RFRSH Entertainment」による大会の演出です。
以下はCS:GO大会における自分の感想ツイート。
BLAST Premier Springのアーカイブ見ているのだけど、観戦UIが極まりすぎていてすごい。めちゃくちゃ見やすい。https://t.co/u8r0Jf5c8p pic.twitter.com/lYfJfdu00a
— Yossy (@YossyFPS) June 22, 2020
VALORANTは、まだ登場して数ヶ月ということもあり、観戦インターフェースはCS:GOとは比べ物にならないレベルで、情報やわかりやすさが足りていません。
そこで、それを少しでも改善するべく本大会でどのような工夫がされていたのか紹介します。動きが付いているものもありますので、クリップと合わせてご覧ください。
各選手の使うエージェントを大きく表示。『Dota 2』のヒーロードラフト画面のような見せ方です。
この大会は何なのか、ということが途中から来た人にもわかるよう、大会の詳細、出場チーム、スポンサー等をラウンド開始前に数秒のアニメーションでみせていました。
選手の顔写真・名前・国籍・使用エージェントを表示。どんな選手達がプレーしているのかわかりやすくなります。CS:GOのようにこの部分がゲームと連動しているわけではないため、ただ表示されているだけとなります。
スコアボードはどちらのチームを表示しているのかすぐにわかりにくいため、上下にチーム名のパネルを表示させることで視認性を上げています。
試合後のスコア表示は、上記スコアボードだと小さく見にくいため、要素を絞って独自のレイアウトで表示していました。
ゲームの間の休憩時間、CMや待機時間タイマーをひたすら見せ続けるのではなく、出場選手達が登場するつなぎコンテンツを大量に用意していました。その一つが、マップ要素の一部を魅せて、どこかを当てる選手同士のクイズ対決。
自分も考えられますし、選手同士のコミュニケーションの様子を見ることが出来たりと、用意するのは大変だと思いますが非常に良い仕組みだと思いました。