Valveが、CS:GOメジャー大会『ESL One: Rio 2020』の開催延期と、問題となっているプロチームコーチによる不正の処分について発表しました。
今回の発表に関するポイントは下記の通り。
『ESL One: Rio 2020』は2020年5月11日~24日にブラジル・リオデジャネイロで開催が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響により2020年11月に延期。そして今回、さらに先延ばしとなっています。
Valveがこれまでに下した処分の事例として、八百長に加担したプレーヤーに対してVALVEがスポンサードする大会への永久出場処分などがあります。
今回の発表内容の詳細については、下記をご覧ください。
Rio Majorの開催を発表した時、Counter-Strikeに対して最も情熱的なファンたちがいる地域の一つでCS:GO Majorを実施出来ることに興奮しました。当時、2020年を通じてライブイベントが制限されるというグローバルな課題に直面するとは想像もしていませんでした。
新型コロナウイルスが依然として旅行者に脅威を与える中、選手やファンのみなさんに対して自らの健康にリスクを負ってまでCS:GO Majorに参加するかを問うようなことはしたくありません。
では、CS:GO Majorはどうなるか? 少なくとも、「Regional Major Ranking (RMR)」のオフラインイベントを世界中で安心に開催出来るようになるまで開催を延期します。それまではオンラインでRMRを引き続き実施し、各地域で最高のチームを追いかけることを期待しています。
プロフェッショナルCS:GOチームのコーチたちが、対戦相手に対するアドバンテージを得るためにゲームのバグを悪用していることを認識しました。私たちがバグに対して素早く対応出来なかったことは残念で悔しいことです。しかし、ソフトウェアにバグはつきものです。バグが解決されるまで、選手やコーチが使わないことを信頼する必要があります。
CS:GOの試合における整合性の重要性について、私たちのスタンスを改めてお伝えすることに時間をかけるつもりはありません。少なくとも、選手やコーチはルールに従ってプレーし、試合に不利益をもたらす可能性がある問題が起きているとわかった場合には試合を即座に中断して、トーナメント管理者に警告を促すことを期待します。
RMRイベント期間中にコーチ観戦バグを使用して失格となったいかなるチームも、RMRポイントはリセットとなります。
バグを使ったコーチに対する対応については、使用の程度や第三者機関による処罰の状況が完全に把握出来るようになるまで保留します。処罰に関係なく、試合中におけるコーチングというのは、一部のチームにとって試合の整合性を脅かす魅惑の機会となりえます。コーチングの制限についても検討する必要があると考えています。
LANイベントをふただひ開催することを楽しみにしており、そのための解決方法が早く見つかることを願っています。
『Esports Integrity Commission』がCS:GOコーチ観戦バグによる不正15件を八百長試合との関連も含め調査中
CS:GOメジャー大会『ESL One Rio 2020』の開催が2020年11月に延期、新型コロナウイルス感染拡大防止のため