オンライン大会『ESL One Cologne 2020』で、「Heroic」「Evil Geniuses」「Renegades」「TYLOO」が優勝となりました。
『ESL One Cologne 2020』は、本来『ESL Pro Tour』最上位大会としてオフラインで行なわれる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、「アメリカ」「ヨーロッパ」「アジア」「オセアニア」の4エリアに分れたオンライン大会として実施されました。
各エリア大会には、『ESL Pro Tour Ranking』および『ESL World Ranking』を元に選出されたトップチームが出場。
注目の結果は、強豪が集うヨーロッパ部門において Heroicが優勝したことでしょう。オンラインではありますが、 Heroicにとっては過去最高の実績となります。
🏆🏆🏆 YOUR #ESLOne COLOGNE 2020 EUROPEAN CHAMPIONS @heroicgg 🏆🏆🏆 pic.twitter.com/1IAjKWxIMR
— ESL Counter-Strike (@ESLCS) August 30, 2020
Evil Geniusesは、Game 5までもつれ込む Team Liquid との接戦を制し、『BLAST Premier: Spring 2020』に続くタイトル獲得。
🏆🏆🏆 YOUR #ESLOne COLOGNE 2020 NORTH AMERICAN CHAMPIONS ARE @evilgeniuses 🏆🏆🏆 pic.twitter.com/bbTe8VNURD
— ESL Counter-Strike (@ESLCS) August 30, 2020
TYLOOは、『DreamHack Open Summer 2020: Asia』や『ESL Pro League Season 12: Asia』に続いて VICI Gamingを倒し、アジア王者の座を維持しています。
Renegades も、オセアニアエリアのライバル達を寄せつけず、こちらもエリア王者として君臨しています。
オフライン大会の醍醐味となる要素の一つが、世界中から集まる熱狂的なファン達がチームの勝利を願い応援する様子をみることが出来る点です。『ESL』はこの要素をオンライン大会でも反映させるため、専用のDiscordにファンを招待して観戦会を実施。
参加者はWebカメラを使用する事が必須となり、オフにしている場合はルームからキックされます。好きなチームのユニフォーム着用や応援アイテムの写り込みを推奨し、良いシーンがあったら思いっきり応援してね、すばらしい人は公式配信の映像に流しますよ、ということが伝えられていました。
配信での映像は、以下のようになっています。
ESLの配信画面は、試合で知りたい要素が余すことなく見やすいレイアウトで構成されており、ストレスなく観戦することが出来ました。C4の爆破と解除時間を視覚的に表現することで、状況がひとめでわかるような見せ方の工夫も行なわれていました。
前のラウンドで活躍した選手を、スタッツとともに紹介する「IMPACT PLAYER」という仕組みも導入されていて良い感じでした。
https://clips.twitch.tv/YawningSparklingPorpoiseUWot
今回はシーンを転換する際のカメラワークがものすごく、ダイナミックかつグイ~ン!というような感じで画面が動いていき、かなり見応えがある絵作りになっていました。以下よりぜひクリップをご覧になってみて下さい。
試合に参加している選手たちの映像も紹介されています。
こちらは、大きなオンライン大会では定番になっているものでもあります。
ヨーロッパ決勝は、 Team Vitalityはゲーミングハウスに集合してプレーしており、 Heroic は各選手の自宅(または自室)から出場という戦いでした。
以下は自分が見ていた試合で起きた面白シーンの紹介です。
エコラウンドで5人が隊列を組み的を待ち構える Heroic。
Heroicのとんでもない5人守備配置https://t.co/H7s54ythku pic.twitter.com/bcDwjQuNzB
— Yossy (@YossyFPS) August 31, 2020
フラッシュでブラインドとなり、めちゃくちゃに撃ちまくるプロ選手達。
スモークの中の大混戦で、敵の位置を予測しながら攻撃しまくるカオスなシーン。
各エリアの順位は下記のとおりです。
CS:GO『ESL Pro Tour』最上位大会『ESL ONE COLOGNE 2020』が開催形式を変更、2020年8月18~30日にオンラインで実施