2020年7月2日、経済産業省が「eスポーツ競技大会のルール形成戦略に係る調査研究」への取り組みを開始すると発表しました。
調査研究の目的について、経済産業省のサイトでは下記のように説明されていました。
「世界的に拡大が見込まれるeスポーツ競技大会について、公平・公正な大会の実現に不可欠な国際ルールの検討に関する主要国の動向調査を行い、ルール形成に向けた全体戦略策定に取り組みます」
海外eスポーツ大会では、各パブリッシャーがそれぞれ独自のルールを構築しつつある状況であり、サードパーティーも巻き込み国際的に統一された基準の形成には至っていません。
そこで経済産業省では、「令和2年度産業標準化推進事業委託費(戦略的国際標準化加速事業:ルール形成戦略に係る調査研究(eスポーツに係る競技大会の信頼性確保))」を実施し、下記3点の調査を行い、eスポーツ競技大会の国際ルール形成を実行する上での全体戦略策定に取り組みます。
1.公平・公正な競技性の確保に関する通信環境などの基準についての諸外国における動向調査
1.主要国などにおけるルール形成への関心度合いやその内容等の調査分析
1.ルール形成の決定プロセス、仕組み等の情報の調査分析
経済産業省が主体となりeスポーツ競技大会の国際ルール形成にむけて調査を行ない、さらには日本が各国に国際ルール策定に向けて提言し、実現に向けて動いていくということになるのでしょうか。
この話題を見て国際的に共通化するべきeスポーツ競技大会のルールにはどんなものがあるのかと考えてみましたが、競技において人種や性別による不当な制限をしない、アンチドーピングの基準を作るなどがあるでしょうか。こういったレベルの話なのか、それとももっと別軸の話なのか、より詳しく知りたいところです。