プロゲーミングチーム Green Leavesが、2020年6月30日にチームのルーツとなる「Overwatch」部門の活動休止を発表しました。
『Green Leaves』は、『Team Fortress 2』で活動していた 山本gamingのメンバーたちが『Overwatch』合わせて結成したチームです。2016年の東京ゲームショウでは、アマチュアながらエキシビションマッチで DeToNatorに勝利したことで大きな注目を集め、2016年11月に東プレ『REALFORCE』がスポンサーとなりプロチームとしての活動を開始しました。
東プレ『REALFORCE』がOverwatchチーム『Green Leaves』をスポンサード、最強アマチュアチームがプロゲームチームとして活動開始
その後はメンバー変更などもありながら公式大会『Overwatch Contenders 2019 Season 2: Pacific』等に出場した他、2016年、2019年には『Overwatch World Cup』の日本代表に所属メンバーが選出されるなどトップシーンでの活動を継続してきました。
公式サイトでの発表において、活動休止の理由は明確には明らかにされていません。『Overwatch』のesports展開は、最上位の『Overwatch League』がフランチャイズチーム方式を採用しており参入には莫大な準備金が必要となること、その下位リーグ『Overwatch Contenders』で勝利しても『Overwatch League』にチームとして出場出来るわけでは無かったりという構造になっており、離脱するプロゲーミングチームが少なくない状態でした。
2020年に入ってからはRiot GamesのFPS『VALORANT』が非常に注目されるタイトルとなっており、2019年の『Overwatch League』MVP選手や、日本でも『Overwatch World Cup』
の日本代表選手経験者たちがタイトル転向して参入しています。
プロチーム『SENTINELS』がVALORANT部門を設立、2019年『Overwatch League』優勝・MVPのSinatraa選手らを獲得
『野良連合』VALORANT部門に『Overwatch World Cup』日本代表「Yoz」「SamuraiD」が正式加入
Green Leavesからは、7月1日付けで Ten 選手が DetonatioN Gamingに加入しており、タイトルのトレンド変化などが活動休止の要因の一つになっていると推測されます。
【#VALORANT 部門からのお知らせ】
この度、5人目のメンバーとして「Overwatch World Cup 2019」 元日本代表のTEN選手(@tenhakyou)が加入いたしました‼
このメンバーで、本日からDetonatioN Gamingはフルタイムで活動を開始🙌✨
応援よろしくお願いします📣#DNGWINhttps://t.co/KU8WoUbHMp pic.twitter.com/JYY4wwFPnj— DetonatioN Gaming (@team_detonation) July 1, 2020