『Quake Pro League Stage3 FINALS』で k1llsen選手がチャンピオンの座を獲得しました。
『FINALS』には、アメリカ・ヨーロッパで行なわれたレギュラーシーズンの参加者20名および、『Quake Challengers』予選通過4名を合わせた24選手が出場。まずアメリカ・ヨーロッパに別れてそれぞれ12選手によるダブルエリミネーション方式トーナメントを実施。各エリアの上位3選手が、チャンピオンを決定する最終日のFINALSに進出。
最終日のプレーオフはダブルエリミネーション方式トーナメントで、勝者側ファイナルで cYpheR が シーズン2王者の raphaを下しグランドファイナルへ。敗者側トーナメントでは、 k1llsenが raphaを3-2のスコアで勝利し、チャンピオンを決定する対戦組み合わせが決まりました。
グランドファイナルはBest of 7形式で行なわれ、4マップを先取した方が勝利。 cYpheRは勝者側トーナメントを勝ち上がったため、1マップ分勝利した状態からスタートというアドバンテージがあります。
Game 1 – Awoken
k1llsenがメガヘルスと、ハイグラウンドのポジションをキープし続けゲームを有利に展開。この流れを崩さず13-2と圧倒的スコアで勝利。
Game 2 – Corrupted Keep
cYpheRがライトニングガンで体力を一気に根こそぎ奪うキルの連続で5-1までポイントをリード。高低差がある複雑な構造のマップというとこともあり、 cYpheRのライトニングガン、マシンガンなどで体力やアーマーを削る戦略が上手くいっていた印象。 k1llsenもライトニングガンを使いつつ、近寄ってロケランやショットガンでキルを取るというインファイトなスタイルでしたがポイントは及びませんでした。
Game 3 – Blood Run
k1llsenが5分ほどまで3-0でリードする流れながらも、ガマンのプレーを続けていた cYpheRが1ポイントとりかえし、そこからは激しい接戦に。シリーズを通じてやりこまれているマップということもあり、居場所の読みあい・戦略がすさまじいゲームでした。
Game 4 – Ruins of Sarnath
オープニングから2分間はキルなしという探り合いの展開から、一気に撃ちあいとなり cYpheRが2キル先行、そしてとんでもない反応のレールガンも決まり3-0。
k1llsenは、リードして引き気味にプレーする cYpheRを追い詰めて倒す、という地道な作業をくりかえし、残り1分15秒でついに3-3へと追いつき、試合終了10秒前に1ポイントを獲得し逆転勝利となりました。
Game 5 – Blood Covenant
こちらもやり込まれている定番マップで、5分頃まではシーソーゲーム展開。
7分頃の激しい撃ち合いがゲームの流れを決定付けることになり、こちらを制した k1llsenが5-3とリード。さらに cYpheRの装備が整う前にキルを重ねてスコアは8-3に。 k1llsenはラスト2分間、アーマーをキープしながらセーフティーなポジションを維持するプレーでステージ3王者の座を獲得しました。
試合結果
Congratulations to our two-time #QuakeProLeague World Champion @k1llsen!!🏆🏆 pic.twitter.com/eOR6SSHLiM
— Quake Champions (@Quake) May 17, 2020
k1llsenは試合後のインタビューで『Quake Pro League』で初めて優勝出来た事は言葉にならないと喜びを噛みしめつつ、今後の目標としては練習を続けてベストを尽くし、Qaukeを極めていきたいとコメントしながら、応援してくれたファンや支援者に感謝の言葉を述べていました。
上位20選手は、「Stage4」の出場権を獲得しています。
Liquipediaで年齢を調べてみましたが、多くが30代となっていました。
33歳でもスピーディな展開のアリーナFPSでチャンピオンになることができるというのは驚きです。
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