LANパーティハシゴ旅後編。カナダからフィンランドへ移動しムーミンに出迎えてもらいました。後半となるLANパーティはフィンランド・パシラで開催された『ASSEMBLY Winter 2020』です。
『ASSEMBLY Winter 2020』の規模はBYOC約2,500席、2020年2月20~23日の4日間フィンランドの「Messukeskus」で行われました。
※BYOC(Bring Your Own Computer):自分でPCやゲーム機などを持ち込むスタイル
『Assembly』は1992年にデモパーティ(参考:LANパーティおじさんPoNzコラム:LANパーティの起源「デモパーティ(デモシーン)」)から始まり、現存するデモ・LANパーティで最古参の一つです。
夏冬の年2回開催で、冬はesports系のイベントがメインとなり、夏は倍ほどの規模で起源であるデモ関係のイベントも大々的に行われます。今回の冬開催では例外的に開催1ヶ月前に、「冬だけどデモコンポやるよ!」と告知があり、小規模ながらOldskool達が集まりました。
流石30年近く歴史があると参加者と運営、双方の練度が高く、椅子持ち込みが多いだろうということか、椅子が必要な人は自分で取りに行くスタイルです。
そして、初のキッチンスペース。
この後、大量の電子ケトルや電気コンロ等も持ち込まれていました。これはフードトラックが一切来ないことと、会場周辺に飲食店が少ない為だと思われます。ただ、5分程歩いたところにある駅ビルがショッピングモールになっているので、そこの飲食店で食事することも出来ます。また、スーパー(24時間営業有)の数が多いので冷凍食品等のインスタント食品を買い込んで会場で調理する、といった選択肢が増えるのは良い事だと思いました。
早速ブース紹介から。
まずはフィンランドの物理的なセキュリティ会社SECURITAS。ゲーミング射的は万国共通です。
▲2日目には家から持ってきたのかグッズが増えてました
PCパーツショップのJIMM’S。現地でケースから椅子まで揃うので手ぶらで来て一式持ち帰るなんてことも可能な品揃え。
OMENブースではPCと鉄拳、ストリーマーと多様な感じになってました。
MSIブースではハイスペックPCのフリープレイ台とマスコットキャラクターが展示されてました。
モンスターエナジーでは販売はもちろん、くつろぎクッションにPS4のフリープレイまで。
ROGでは展示の他に、ブース独自でFortniteのソロプレイでKill数を競ってました。上位に入れば様々なデバイス類がもらえたようです。
XAMK、JAMK、KAMKとこれらフィンランドの大学がブース出展してました。
来場者の年齢層がかなり若い印象だったので、子供と同伴している親へのアプローチには意外と効果的なのかもしれません。
Teliaブース。これまたソファーがくつろぎなさいと言わんばかりに設置されています。
なお、プロチームのグッズとAssemblyオフィシャルグッズの販売もこちらでしていました。
▲中央のPCではCS:GOのオリジナルAimマップが遊べました
ROGトーナメントが行われており、ステージ以外の試合はここで行われていました。2013年のDreamHack CS:GO大会を思い出しますね。
▲決勝ではこの観客席とステージ前がファンで溢れました
ゲームソフトやグッズを販売しているPuolenkuunpelit。
ゲーミングチームのConquerGaming。このチームのスポンサーかどうかはわかりませんでしたが、同じ場所でクノールがパスタを配ってました。
レトロゲームも万国で人気がありますね。
アイスホッケーも人気でこの筐体を使った大会も行われてました。
BYOCエリアの端にはDDRの筐体が設置され、こちらも盛り上がってました。
その隣ではここでも大人気のスマブラ。もちろん大会もやってました。
そして、デモコンポが行われるシーンラウンジ。
夏がメインなので小ぶりな作りにはなっていますが、機材やスタッフの数はしっかりしていました。
▲ステージイベントが始まりそうになると何処からともなく人が集まってきます。
▲デモシーン界のレジェンド的存在のSir Garbagetruck氏
シーンラウンジで行われたイベントのアーカイブがYoutubeに上がっているので、どのようなデモが行われたか気になる方はそちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLJO4AtxKJiFNcZRzGw9GNaIrYpkYImAyc
BYOCエリアはいくつかチケットが分かれていました。スタンダード以外にプレミアや22歳以上エリア用はもちろん、中でも特徴的なのが、ファミリープレースと呼ばれるもので、流石30年近く続けていると家族で参加するケースが出てきても何らおかしくないんですね。初開催の1992年に生まれた人も、もう30手前ですから。
今回は小規模と言えど、デモシーンを生で見れた事が一番印象的でした。基本的には事前に作った作品を持ち寄る形式が多いですが、夏ではメインステージ上で1v1のリアルタイムコーディングを行なったりしているので、是非行って生で見てみたいですね。
次は情勢次第、そんな時期です。