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LANパーティおじさんPoNzの『Lan ETS 2020』(カナダ)レポート

人生初のLANパーティハシゴ旅。世界広しと言えど、BYOCするために海外のLANパーティをハシゴするゲーマーは少ないのではなかろうか。前編となる今回は、カナダ・モントリオールで開催された『Lan ETS 2020』に行ってきました。

※BYOC(Bring Your Own Computer):自分でPCやゲーム機などを持ち込むスタイル

Lan ETS 2020

『Lan ETS 2020』の規模は、BYOC1,600席程で期間は2020年2月14~16日の3日間、「Palais des congrès de Montréal」(モントリオール国際会議場)で行なわれました。

『Lan ETS』は、2002年から開催されている比較的長い歴史を持つLANパーティとなります。同名の工科大学の学生サークルによって実施されたLANパーティが、本イベントの起こりとなっているようです。現在は、OB・OGや外部スタッフ等の協力によって運営されています。

ということで、会場のモントリオール国際会議場がこちら。

モントリオールへ行ったことがある方は見たことがあるのではないでしょうか。一階は通路兼モールになっており、飲食店が多いので外に出ることなく滞在可能です。また、通路という書き方をしたのは、各方面へ地下通路で繋がっているからで、他の地下街へ行くことも出来ます。

▲上記入り口から入った感じ

▲展示場側の入り口

▲展示場側の入り口から入った感じ

開場は夕方からだったので、準備中の様子を少し垣間見ることも出来ました。時刻はお昼過ぎだったので、既に準備が完了していたのか、後は開場を待つのみといった落ち着いた様子でした。

時間まで観光し、開場から2時間程経てば落ち着いてるかなと、ホテルから荷物を持って来た時には既にこの様子。やはりみんな練度が高く、椅子の持ち込みは当たり前ですね。

入り口入ってすぐのメインステージのオープニングアクトでは、色々なゲームBGMをオーケストラしてました。

▲準備中の様子

▲日本のゲームミュージックが多く、曲の始まりに歓声が上がる曲も

▲オープニングが終わると手際よく椅子が並べられました

入退場は手荷物チェックがあり、飲食の持ち込みが禁止されていたため、フロア内で飲食の販売が行なわれていました。とはいえ、手荷物チェックを毎回受ければ、外で飲食することも可能です。

▲朝には焼きたての良い匂いが。他にも暖かい食べ物も用意されてました

▲飲食スペースも十分に設置

続いて出展ブース。
最初は入り口入ってすぐのところにあるRed Bullブース。

このレーシングシートはゲームに合わせて傾いたり振動したりするもので、わざとエンジンをふかしたり、壁にぶつかったりしていました。すごく楽しそうでした。

▲こういったイベント用資材を作っているのもRedBullらしさ

▲少し離れたところにもソファーと一緒に配信を見れるスペースも

こちらも入り口横にあったHyperX。
物販やフリープレイPC、配信と盛りだくさんでした。

こちらはLEGIONとAnda Seatの合同ブース。
なお、日本では馴染みのないゲーミングチェアブランドは結構あります。

こちらはMagic Picture Boxのブース。
何のブースかはっきりしなかったですが、これら全て完動品のようで、途中デモ映像をながしていました。

Randolphというモントリオールにあるボードゲームバー。
イメージしていたボードゲームも少し置いていましたが、どちらかというと写真にあるような木をつかったゲームを中心に遊んでいました。

モントリオールにあるゲーム関係の会社。

ゲームだけでなくアニメ系のグッズ(二次創作?)販売のブースも出展されていました。

▲頭文字Dと太鼓の達人はカナダでも人気

カナダではVAPEによる若年喫煙が問題となっているのでしょうか。

冒頭でも説明したÉcole de technologie supérieure(ETS)大学のブース。
工科大学だけあってドローンやロボットを披露してました。

4人でプレイできる「King of the Hat」ブース。

Pro Liquid PCという水冷PCのBTOショップ。

アイスホッケーゲーム「NHL20」の大会エリア。

コンソールエリアと書いてましたが、スマブラエリアと化してました。

というのも隣のETSステージでスマブラの大会をやっていた為、数多くのプレイヤーが集まったのでしょう。

▲もちろんロゴ入り

そんなETSステージの裏手にスリーピングゾーンがありました。

スピードランのエリアもあり、開場前からスタートしていました。

インディーゲームとビーズクッションのエリア。
Red Bullのソファーエリアといい、くつろぎエリアが多いのはいいですね。

メインスポンサーであるカナダの通信事業会社のBell。
様々なストリーマーを呼んで公開ストリーミングを行なっていました。

カナダのPCパーツショップOrdinateurs Canadaのブース。
物販やレトロゲームを設置していたり、BeatSaberのフリープレイを行なっていました。

Team Sailor Scoutsというカナダ人の女性のみで構成されたesportsチーム。

一角にはフリーPCエリアがあり、ビジターが自由に遊べるようにもなっていました。

BYOCの大半はPCゲーマーの参加になっており、PS4やXboxの参加者はほぼ居ないという割合でした。プレイしているゲームはCS:GO、OW、LoLと、体感的にはこの3ゲームが全体の6~7割を占めていた感じでした。

▲何でもありです。

▲Adminゾーン。各種大会の参加受付やFAQ窓口に

▲ハードウェアトラブルも対応

▲会場の各所にモニタが置かれており、様々な情報が確認出来た

BYOCで一番違うな、と思ったのは、チームユニフォームを着たゲーマーが非常に多かったことです。これはCS:GO、LoL等のオフライン大会があるからだと思いますが、見た感じスポンサーのついていないチームも多く、ローカル大会であっても珍しいなと思いました。
傍から見ると揃いのユニフォームでプレイしている姿はとても良い光景に感じたので、もっと増えて欲しいですね(CS:GOの [日本] ちんぱんじーと愉快な仲間達 も大会前に即席で揃えたようでしたが良いと思いました)。

『Lan ETS』は、全体的にゆとりを感じたイベントでした。
ブース内イベントやメインステージのイベント数もそうですが、他のLANパーティに比べて運営スタッフの数が多いため、忙しそうにしている人をほとんど見る事がなく、英語が不自由な自分に対しても笑顔で親切に対応してくれました。

2泊3日なので、時間的にどうしても忙しくなりがちですが、複数のゲームを掛け持ちしていなければ比較的余裕を持ってイベントを楽しめる、良い感じのバランスだなと思いました。

次はハシゴ先の『ASSEMBLY Winter 2020』(フィンランド)のレポートになります。

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この記事を書いた人
LANパーティ大好きおじさん。ここ数年の目標は各国の著名なLANパーティへBYOC参加すること。

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