Team GamerLegion に所属していた Kévin “Ex6TenZ” Droolans選手が、CS:GOのプロ選手を引退することを発表しました。
Ex6TenZ選手はCounter-Strike:Sourceでプロとしてのキャリアをスタート。
VeryGames、Titan、G2 Esports、LDLCなどフランスを代表するトップチームを渡り歩き、最後はGamerLegionに所属。2019年7月にスタメンを外れ、2020年2月にキャリアを終える決断を下しました。
プロとしてプレーするのを辞める事を決断しました。もちろん簡単に決められることではありませんでしたが、時間をかけて考えた結果です。
2008年からハイレベルでのプレーを続けており、チームでは常に責任ある立場でした。最近ではそのプレッシャーを感じています。だんだん仕事に取り組むのに必要なやる気がなくなり、特に個人練習をするためのモチベーションが失われていました。
また、私生活でも問題を抱えており上手く対処することが出来ていません。G2 EsportsとGamerLegionのプロジェクトにはかなりのエネルギーが必要とされましたが結果が伴わず、自身のモチベーションに大きく影響しました。その一部は明らかに自分が原因であり、正しい選択を出来なかった結果招いたものかもしれません。ハッピーエンドではありませんが、たいしたことではありません。プロ選手として過ごした素晴らしいページを振り返ってみたいと思います。
ハイレベルでの競争がすばらしいところは、自分自身を知り、そして他人をありのまま受け入れられるところです
例え一緒に取り組みをしていなかったとしても、現在の自分に取って大切と思える素晴らしい人々に会うことが出来ました。貴重な思い出を作り、ゲーム外では思いもしなかった経験をしてきました。そして、多くの国を訪れることが出来ました!
また、自分と同じく、世界で勝つために全てを注ぐ、とてつもない才能を持つ選手達とプレーする機会もありました。努力は報われましたが、永遠に続くものではありません。みんなありがとう、最高でした!すべてについて、感謝しています。
(この言葉は使いたくないと思っていましたが、いまは本当に感謝していると感じています)
コミュニティのことを忘れません。最初から、そして途中から自分を応援してくれたみなさんにも感謝します。自分が成し遂げてきたこと、自分のキャリアにもたらした価値観について誇りに思います。
そして、方向と役割を変える時がやってきました。日々10時間練習し、さらに戦略を考えるモチベーションはなくなったかもしれませんが、ゲーム、チームプレー、戦術、仕事への取り組み姿勢、個人・チームとして選手たちを最高にしていきたいという想いを今でも愛しています。これらの価値観を伝え、分析、観察、チームの管理に没頭していきたいと思います。
これらの理由から、コーチになりたいと思っています。
自分は、それが次のステップとして論理的であるとわかっていました。自分のビジョンはますますグローバルになり、自分だけを見ていなかったからです。
コーチとして取り組むことが出来るプロジェクトを見つけることを待ちきれません!