プロeスポーツチーム Sengoku Gamingが、九州電力グループの通信会社「QTnet」の子会社となることを発表しました。
公式発表によると、株式会社QTnetが Sengoku Gamingを運営する株式会社戦国の株式を2020年1月1日に取得し、子会社化するとのこと。
「QTnet」は2019年春からチームスポンサーとしてチームを支えてきました。2020年からは親会社として、QTnetの通信インフラ基盤とeスポーツ界でのSengokuGamingの強いブランド力によりシナジー発揮を更に強固なものとし、eスポーツならびに九州地域社会の発展に貢献してくとしています。
株式会社戦国 代表取締役の岩元 良祐氏は、本件について以下のようにツイートされていました。
今回の資本提携に関しまして後日記者会見を行いますのでそこでファンの皆様方に今後の展望などをお話ししたいと思います。QTnet様には立ち上げ当初から応援していただき今回の提携に至りました。国内市場の発展、活性化にこれまで以上に力をいれてまいりますので、皆様応援よろしくお願い致します。
— いわもと (@zaq_ds) December 18, 2019
ということで詳細については今後明らかになっていきますが、2019年11月20日に発表されたプロリーグ『LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE』の一般公募で明らかになった参加ルールが大きく影響していると思われます。
・資本金 が5千万円以上であること
・チームオーナーとなる法人の、2019年10月以降に開始する最初の会計年度における年間売上が合同会社ライアットゲームズからの支払いを除き、25億円以上になると合理的に見込まれること
この条件を満たすのは容易なことではありませんが、「QTnet」は資本金220億2000万円、2019年03月31日時点の売上高573億5500万円と余裕でクリアしており、 Sengoku GamingはLJL出場条件について心配する必要が無くなります。
Sengoku Gaming以外では、日本テレビ傘下の AXIZ、株式会社サードウェーブ傘下の Rascal Jesterもこの条件をクリアしています。今後、他のLJL出場チームについても子会社化という展開が起きる可能性があるのではないでしょうか。
Sengoku GamingはすでにLJL2020年春シーズンの出場メンバーを公式発表しており、かなりの豪華構成となっています。
Sengoku Gaming