2019年9月14日(土)、CS:GO『OMEN Challenger Series 2019』日本予選ファイナルが「東京ゲームショウ2019」日本HPブースで行なわれ、 Absolute が Ignis を下し優勝となりました。
『OMEN Challenger Series 2019』日本予選は8チームが出場。事前にオンラインで行なわれたスイス式トーナメントで勝ち抜いた Absolute と Ignis が、今回のオフライン決勝に進出。優勝チームは、11月にインドネシア・ジャカルタで開催される本戦の出場権を得ることが出来ます。
Absolute は国際大会経験も豊富なCS:GOの日本最強チーム。「OMEN」の黒いTシャツにサングラスという出で立ちで「Bad Absolute」のような雰囲気での登場でした。
対する Ignis は、2020年1月1日からプロとして活動することを発表し話題となった日本トップチームの一つですが、これまでの対戦では Absolute に負け越しており、これからの活動につなげるためにも優勝したいところです。
1マップ目は Ignis 選択の「Train」で対戦。勝率の高いカウンターテロリストサイドからのスタートを選んだ Absolute は重要な1ラウンド目を取りそのまま12ラウンドをストレートで獲得する鉄壁の守り。 barce 選手は守護神とも言える活躍で Ignis の攻めを封じ込めていました。
オフライン経験の不足から本調子となるまでに時間がかかってしまったという Ignis は選択マップを8-16で落とす結果に。
2マップ目「Overpass」は Ignis が1ラウンド目でC4を解除し勝利するも、2ラウンド目を取り返した Absoluteがゲームの主導権を握る流れ。
東京ゲームショウといえば、2012年に行なわれたCounter-Strike1.6『Asia e-Sports Cup 2012』決勝で noppo氏が繰りだした壁抜きを含む5人抜き・通称「とんでもないプレー」が有名。12ラウンド目には、これを彷彿させる Laz 選手の1vs5シーンが登場し、 実況yukishiro氏が「ものすごいプレー」と表現するスーパープレーとなりました。
Ignisは後半になり本調子を取り戻しシーソーゲーム展開となりましたが、13-15 と後がない状況に追い込まれてしまいます。C4を設置するも1vs3の状況となり圧倒的に不利な Ignis 。ここで neth 選手がまさかのAWP 3人抜きでこのラウンドを勝利し、会場からは大歓声が上がりました。
※あまりの歓声だったのか音が割れてしまっています
最終ラウンドは Absoluteが取れば優勝、 Ignisならば延長戦となりましたが、ボムサイトでの交戦を制した Absoluteが 16-14で勝利。『OMEN Challenger Series 2019』本戦の出場権を獲得しました。
🇯🇵Absolute (@TeamAbsoluteJP) Winning Moment
CS:GO OMEN Challanger Series 2019 Japan Qualifier Final pic.twitter.com/05bWGxF6b5
— Yossy (@YossyFPS) September 14, 2019
勝利後の Absolute。余裕も感じられる様子と言えるでしょうか。
対する Ignisは肩を落とす結果に。
本来のプレーが出来なかった悔しさからか hornet 選手は涙。 Ignisは、今回の悔しい結果をバネに、来週9月22日(日)、23日(月・祝)に行なわれる『GALLERIA GLOBAL CHALLENGE』で Absolute、 Updraft、 SCARZ との戦いへ挑むことになります。
試合結果
配信アーカイブ
今回の試合が行なわれた日本HPブースは満員の盛況。大会実施中はずっとここで観戦していたのですが、人が多く大歓声が起きることもあり「これなんていうゲーム?」と言いながら観戦に立ち止まるゲーマーが何人もいました。
大会写真