どうも、Negitaku海外LANパーティ特派員を懲りずにやってきました。今回はアメリカ シアトルで開催された『PAX West』へ参戦してきました。
PAX WestはLANパーティ主体のイベントではなく、EXPOとトークセッションが大部分を占めるイベントとなってます。EXPOの内容は、大手企業ブースはもちろん、インディーゲーム、ボードゲームが半分以上を占めているというなかなか濃いイベントです。
なお、トークセッションや大手企業ブースの取材はちゃんとした記事があがっていると思うので、ちょっとマイナーなところを中心に紹介してきます。
まず、PAX Westは会場が一つに収まらないという、これまでのLANパーティ行脚にない展開で参加前から動揺が隠せません。
初日の始発飛行機でシアトル入りして会場に向かったのですが、駐車場から歩いて会場へ近くにつれて見た瞬間ゲーマーとわかる人が増えていき、会場を中心に街がゲーマーで溢れかえるという状態に。筆者はNegitaku非公式記者なので一般参加者と同じようにチケットを買って、一般参加者と同じ入り口を通って会場へ入ります。
▲会場前はセキュリティチェックの後、建物敷地内を目一杯使って待機列を形成
BYOCエリアがあるのは 「WSCC Annex」という、メインのEXPO会場である「WSCC」と上層階で繋がっている建物。
※BYOC = Bring Your Own Computer, PC・ゲーム機等を持ち込むことを意味する
海外とか関係なく、BYOCエリアにはデスクトップPCを持っていくことでLANパーティに行ってる感が増します。
ということで歩き回るには重たいPC達をBYOCエリアにセッティング。
現時点でデスクトップPCをBYOCする時の最小構成がコレ!
このモニタは17インチですが、13インチ・15インチの製品もあるのでもっと小さくすることも出来ます。ただ、ゲームをするには辛いので17インチを採用。軽くて120Hzという意外と出来るやつです。
ちなみにほぼ同じ構成のナイスゲーマーがもう一人いました。が、席を外してたのでシェイクハンドすることは叶いませんでした。
なお、PAX WestのBYOCエリアは拡大傾向にないようで300席程でした。ただ、隣にはトーナメントエリアもあり、こちらは中々な量のPCが設置されていて様々なゲームの大会が進められていました。
▲BYOCエリアの様子
▲パソコンでリアルタイム制御しているMOD PC
BYOCエリアのある建物では自由に遊ぶことのできるレトロゲームが設置されており、これだけで1日過ごせる位の種類がありました。
同様のエリアにはコンソールステーションと呼ばれる、コンソール用のエリアも準備されてました。なんと、このエリアはモニタとコンソール機(かなりレトロな物も多く存在)が既に設置された状態で解放されているのです。しかも、近くにはレンタルのコーナーもあり、手ぶらでも思う存分楽しむことができ、これらだけで4日間遊べてしまうのではないかというサービスっぷり。
コンソールステーションでの極め付けは「Steel Battalionコーナー」。『鉄騎』が10台あり、10人同時プレイが可能な状態で準備されてました。実際にスタッフがノリノリでレクチャーしながら10人でプレイしていたりと、PAX Westの「濃さ」が感じられる一部屋でした。
次はハイアットリージェンシーの3~7階をボードゲーム系で貸し切るという、なんとも豪華な会場です。3階はボードゲーム専用のEXPO会場があり、WSCCにもボードゲーム関係のブースは沢山ありましたが、こちらも負けてません。
EXPOの横には体験コーナーがあり、こちらだけでも100人以上が遊べそうでした。
また、ホテルということもあり、各階にはホール以外にいくつも部屋があるのですが、その全てがフリー台として解放されていました。さらに4階にはこれまたボードゲームの貸出所があり、手ぶらで楽しむことが出来るようになってました。特定の部屋ではTRPG専用の部屋もあり、GMを囲んでペンと専用の紙を手にTRPGをプレイしてました。
▲ゲームの貸し出しやボードゲームの大会受付等を行なっているホール。
そして、7階ではMTGの大会が毎日行われており、人気の高さがうかがえました。
最後にメインのWSCC EXPO会場です。
正直ブース数が100を超えているので端折りまくって紹介します。
今回は発売間近となっている『ボーダーランズ3』の人気が目立ちました。ブースの懲り具合だけでなく、参加者のコスプレしている人の数が多いことも印象的でした。
▲『ボーダーランズ3』のデモプレイ待機列。20分毎にこの列へ入ることが出来るが、毎回人が多すぎてパニックになっていた。
色々趣向を凝らしたブースが多く、見ているだけで楽しいブースも。
インディーメガブースと呼ばれるエリアでは、一気に人口密度と濃さが変わる。写真をうまく撮りたくても、そんな余裕が無い程の人口密度。
上の階にある会場ではさらにインディーゲームが集まり、インディーメガブースと同じく濃い空気感を感じられる空間となってました。
今回、トークセッションや大会を見る余裕がなかったので以上となりますが、トークセッションはなかなかコアなモノも見受けられ、ゲーム開発者・関係者にとってタメになるモノが多いように感じました。
インディーゲーム、ボードゲーム、開発者、プレイヤーといった様々な垣根を超えた濃い4日間、それがPAX Westなんだと感じました。ちなみにスターバックスはもちろんいろんなところにカフェがあり、移動しながらコーヒーを楽しめるので、会場が分散していることでシアトルの名物を享受出来る良い機会であったと思います。
次は、2019年11月に台湾で行なわれるLANパーティ『WirForce』へ行く事が決まってます。
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