ドイツで開催されているCS:GOメジャー大会『StarLadder Berlin Major 2019』の「The New Legends Stage」で、 G2 EsportsがC4をわざと解除せず敗北するという展開がありました。
この展開が起きたのは、「The New Legends Stage」Day2 の G2 Esports vs. Astralis 戦。
対戦マップはNukeで、前半テロリストサイドでスタートした G2 Esportsは7-8のビハインドで前半を折り返し。 G2 Esportsはカウンターテロリストとなった後半、7ラウンド連続で敗北という非常に苦しい展開。
後半8ラウンド目、 G2 EsportsはC4を設置された後に4vs1と数的有利を作り、最後に残った device選手も倒しオールキルを達成。あとはC4を解除するだけで猶予時間もたっぷりとありましたが、1人も解除に向かおうとしませんでした。C4はそのまま爆発し、 Astralisが16-7で勝利となりました。
ラストラウンドの未解除シーン
The best ending of the match 😀@astralisgg @G2esports #StarLadderMajor #BerlinMajor #StarLadderCSGO #CSGO pic.twitter.com/8Gt2g3lxUU
— StarLadder CS:GO (@StarLadderCSGO) August 29, 2019
HLTV.orgのデータによれば、このマップはカウンターテロリスト側が勝率56.3%で有利という統計となっていることから、有利なはずのCTサイドで7連続敗北という状況でこれ以上やっても勝てる見込みはないという判断から実質の降参かと思われます。CS:GOには『Dota 2』などとは違い「gg」等のコールで試合を投了する仕組みがありません。
辛口評論家の Thorin氏は自身のTwitterにて「メジャー史上最大の失態」と投稿していました。
Biggest blunder in major history https://t.co/RwltSDbsik
— Thorin (@Thooorin) August 29, 2019
『ESL Pro League』等のオンライン大会ではビッグトーナメント後や成績的にがんばってもどうしようも時に捨てゲームのように思われる展開がたまに見られますが、オフラインかつメジャー大会でこのようなプレーは、これまでに無いものではないかと思います。
チームオーナーのOcelote氏は、本気か冗談か良くわかりませんが、以下のようなツイートを行なっていました。
※01:25追記 こちらはTwitterで他のチームオーナーがやっていたネタ投稿に便乗したものとおしえていただきました。Norisenさんありかどうございました。
I love our players but not defusing the bomb won't be tolerated.
If you're a Tier 1 player looking for a fresh start at the best facility in the world, HMU. I'll pay your buyout and give you the world's best salaries and defuse kits.
Let's build a juggernaut.
Spread the word.
— ocelote CarlosR (@CarlosR) August 29, 2019
「G2の選手達を愛していますが、ボムを解除しないという行為は許されません。
これを読んでいるあなたが、世界最高の施設でフレッシュなスタートをきりたいと願うTier1 プレーヤーならばすぐに連絡してください。移籍金を支払うと共に、世界最高の給与と解除キットを提供しましょう。」
試合アーカイブ