CS:GOメジャー大会『StarLadder Major Berlin 2019』および、そのマイナー大会において「グレネードのジャンプ投げスクリプト」を使用可能とするルール変更が行なわれました。
こちらの情報は、大会を運営する「StarLadder」のYehor Kolomiets氏が自身のTwitterにて明らかにしたもので、公式ルールブックには以下のように記載されています。
An important update to the Major rulebook posted today. In cooperation with @CSPPAgg and Valve from this moment "jumpthrow script" officially allowed to be used during the LAN-games of any stages of the Minors and Major. Updated ruleset: https://t.co/MNUId3v464
— Yehor Kolomiets (@EL_pANdaRL) July 4, 2019
9. Player settings
a) Using scripts
During LAN phase using of scripts will be regulated by the following rules:
– Using any of scripts is prohibited. Scripts are understood as binding two or more different activities on one button by current rules.
Exception given for the scripts using for jumpthrow and quickbuy.
「スクリプトの使用について
LANでの試合におけるスクリプトの使用は下記の通りとする。
いかなるスクリプトも使用禁止。現在のルールにおけるスクリプトとは、1つのボタンに2つ以上の挙動を割り当てているものと見なす。
ジャンプ投げとquickbuyを行なうためのスクリプト使用については例外とする。」
「ジャンプ投げスクリプト」とは、グレネードを安定した軌道で投げることを可能とするスクリプトで、下記のような割り当てで実現可能です。
alias “+jumpthrow” “+jump;-attack”
alias “-jumpthrow” “-jump”
bind “好きなKEY” “+jumpthrow”
※当サイトの仕様で””が全角になってるので、実際は半角にしてください
このスクリプトについては、『ESL』のルール改定に準拠する形で使用の可否が変更されてきた歴史があります。
2015年
『JCG』が『ESL』に準拠しCS:GO大会で「Jump Throw」「Toggle」スクリプトの使用を可能にルール変更
2016年
グレネードはCS:GOにおいて非常に重要な役割を果たす存在で、強力なグレネードを安定して投げられるようにしてしまうことはゲームに大きな影響を与えるため、このルールを巡っては常に意見が割れています。
今回の改定は、ゲーム提供元の「Valve」および「Counter-Strike Professional Players’ Association(CS:GOプロ選手協会)」(発表当時で90名以上の選手が加盟)の合意を得て実施されたものとのことで、ゲーム開発元・大会・選手が合意したルールということになります。
今後は、多くの大会がこのルールに準拠していく事になると思われます。