Riot Gamesが、『League of Legends』に『Dota Auto Chess』をインスパイアした新ゲームモード「チームファイト・タクティクス」を実装すると発表しました。
「チームファイト・タクティクス」は、『Dota 2』のMODとして誕生し大人気となっている『Dota Auto Chess』に影響を受けて開発された『League of Legends』の新たなゲームモードです。
私たちは元々ストラテジーゲームが大好きで、最近では同僚たちと新しいオートバトルのジャンルを遊んでおり、特に「Dota Auto Chess」をやり込んでいました。本当に素晴らしいゲームで、リーグ・オブ・レジェンドの新たなモードを作る上でインスピレーションを授けてくれました。
Riot Gamesは「チームファイト・タクティクス」を下記のように表現しています。
ラウンド制のストラテジーゲームであるTFTは7人の敵を相手に、トップを目指してフリー・フォー・オール(FFA:自分以外のプレイヤー全員が敵の対戦形式)で戦うゲームモードで、強力なチームを編成して最後まで生き残ることが目的です。
ゲームとしては、各ラウンドでゴールドを使用してキャラクターを購入しチームを編成して敵を倒していくというもの。キャラクターを組み合わせてパワーアップさせたり、編成によるステータスアップなどがあったりと様々な戦略を元に戦うことが出来る他、戦闘はすべて自動で行なわれるためプレーヤースキルを必要としないのが人気の理由となっています。
「チームファイト・タクティクス」は、『League of Legends』をダウンロードすることで基本無料でプレー可能となります。パッチ9.14リリースの頃には、ランクマッチの実装も予定されているとのことでした。
オートバトルというジャンルは、プレイヤーから非常に多くの関心が寄せられていました。リーグ・オブ・レジェンドのファンが、LoLの特徴的なアート、スタイル、そして奥深いゲームプレイを、新しいゲームモードという新たな形で楽しんでくれたらと願っています。今後はプレイヤーとファンの皆さんのために全力を尽くして2週間ごとにアップデートを行います。また期間限定のイベントやゲームモードも導入していきたいと考えています。
『Dota Auto Chess』は、中国の「Drodo」が開発した『Dota 2』のMODです。
『Dota 2』の開発元であるValveは協業展開を打診し話し合いを行ないましたが実現には至らず、「Drodo」は『Dota 2』のキャラクターやシステムに依存しない独自のスタンドアローンゲーム『Auto Chess』を開発することになりました。
『Auto Chess』はAndroid、iOS版がすでにリリースされており、今後「Epic Games Store」にも登場することが発表されています。
一方、Valveは『Dota 2』IPを使っオートチェスライクな独自ゲームを開発することについて「Drodo」と合意しており、現在開発が進められています。
また、『荒野行動』で知られるNetEase社はスマートフォンゲーム『決戦!平安京』に『平安京麻雀棋』というオートチェスライクなゲームモードを実装しています。
『PUBG』の大ヒット後、様々なバトルロワイヤルゲームが次々に登場する展開が起こりましたが、今後も「オートチェス」ルールをベースとしたゲームのリリースが相次ぐのではないでしょうか。
3人称MOBAの『SMITE』を展開するHi-Rez社は、バトロワやOverwatchライクなゲーム(厳密にはTeam Fortres 2をインスパイアしたと言っていましたが)をリリースしていたこともあり、『SMITE』IPを使ったオートチェス的なゲームも出してくれる可能性が高いのではないかと個人的に予想しています。
Blizzard Entertainmentの『Heroes of the Storm』もその可能性はありそうで、大穴はS2 Gamesの『Heroes of Newerth』における実装です。
さらに期待しているのは以下なのですが、これは実現するでしょうか。
というか、これはQuakeCon でQuake Chess発表されるパターンでは。
— Yossy (@YossyFPS) 2019年6月10日