2004年からCounter-Strikeのプロとして活躍する Filip “NEO” Kubski選手が、現役続投を表明しました。
2018年12月、NEO選手が所属していた Virtus.proは新シーズンに向けて体制を一新することを発表。2019年のメンバーリストに、これまでチームのコア選手として出場してきたベテラン NEO選手、 Jarosław “pashaBiceps” Jarząbkowski選手の名前はありませんでした。
pashaBiceps 選手はチームに残ったままストリーミング配信やYouTubeで活動しており、 NEO選手の今後について注目が集まっていましたが、今後について本人から以下のように発表されました。
本日より、Virtus.proチームの一員ではなくなりました。
この4年間、自分たちは共に特別なものをつくりあげてきました。ポーランドesportsの歴史、そしてさらに重要なこととして、第2の故郷であるVirtus.proの歴史を築き上げてきました。これはメンバーだった若者たちの夢の旅で、Virtus.proにおいてキャリアを発展させてきた方法は世界中のesportsプレーヤーが望んでいるものでした。
本日は自分にとって最高の瞬間です。Virtus.proの元で過ごした素晴らしい時間の全てに感謝します。メンバーが成し遂げてきたのは、トップに上り詰めるという尋常ではない統一された決意による結果です。そして、その道のりは常に長く険しいものでした。
甘美な勝利、苦い敗北があり、みなさんはどちらのチームが強いか、カムバックできるかということを楽しむことが出来ます。自分達は、どん底から這い上がる姿を世界中に何度かお見せすることが出来たと思っています。
サポーター、ファン、歓声、みなさんが送ってくれたモチベーションにつながる全ての言葉に感謝しています。試合を通じて、コミュニティのみなさんの多くの感情を引き出すことが出来た事を誇りに思います。
これまで、すばらしい選手たちと特別なチームでプレーしてきました。この経験と記憶は、生涯大切にしていきます。しかし、これが意味するところはesportsから引退するということではありません。自分はまだ現役選手であり、最高の選手達と競っていきたいと思っています。
つまり、自ら宣言するまで引退するということはない、ということです!
現在、ポーランドおよびグローバルシーンを注視しながら、これまでいただいているオファーを吟味しています。
自分の野心はこれまでと変わらず、最高レベルに位置づけられています。次に関わるプロジェクトとして、長期的に取り組みめるものを特に求めています。プロフェッショナルesportsにおける約20年の経験は、様々なプランの立案を可能とします。選手という立場に縛られない形でプロジェクトに参加するNEOの姿を見る可能性もあるでしょう。
Sincerely yours,
Filip neo Kubski
ポーランドのWebサイト「Antyweb」に、元チームメイトで現在は Kinguin でプレーする Wiktor “TaZ” Wojtas選手のインタビューが掲載されています(2019年1月24日付)。
こちらでTaZ選手にNEO選手や新生Virtus.proに関する質問が行なわれていました。
まず、新生Virtus.proについては「ポーランド史上、最も高額な選手をそろえたラインナップだろう。ポーランドの選手にこれだけのギャラを出せるチームはポーランドには無いと思う(※Virtus.proはロシアの組織)。でも、自分達が倒すけどね」と素晴らしい選手がそろったチームである事を評価しつつも負けるつもりはないと言及。
「NEO選手と再びプレーすることはあるか」、という質問については「難しい質問で、いまのところは答えようがない」と回答。「NEO選手が現在探しているKinguinの5人目になることはない?」という返しの質問については、「そうは言っていない。発表があるまで、その可能性を除外することは出来ないだろう」と、言葉を選んで答えているのが印象的でした。
NEO選手はコメントで明らかにしたように、ポーランドチームを含めオファーを受けているそうなので、TaZ選手の反応を見るにKinguinからもオファーを出している可能性は非常に高そうです。
TaZ 選手の周りにも変化がありそうなのですが、こちらは正式な発表があってからご紹介出来ればと思います。
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