2018年10月19日(金)に行なわれた『ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO ASIA 2018』Group Cの OpTic India 対 Revolution戦にて、 Nikhil “forsaken” Kumawatの不正ツール使用が発覚しました。
問題が発覚したのは、Group Cエリミネーションマッチ OpTic India 対 Revolution戦。第1マップ「Cache」の20ラウンド目に試合が突如として停止され、そのまま長時間その状態が継続されました。
大会公式サイトの報告によると、本大会が採用するCS:GO向けのプラットフォーム「B5」のアンチチート機能が forsaken 選手のPCから不正を検出。審判が試合を停止しPCを調査したところ不正なプログラムが発見され、 OpTic India は本大会失格の処分が下されました。
forsaken 選手は審判が調査を行なおうとするところを拒否する動きを見せ、さらに不正プログラムを削除したとのこと。審判はファイルの復元を行ない、不正ツールの存在を確認し、今回の裁定が下されたとのことです(CSGO2Asiaのレポート)。
調査に集まった審判団
Something’s seriously off during the OptiC India vs Revolution game. We’re not sure what it is but stay tuned for updates… 😬 #eXTREMESLAND2018 pic.twitter.com/ZcDxagLOAh
— CSGO2ASIA (@CSGO2ASIA) October 19, 2018
審判の調査を拒否・妨害するforsaken 選手
不正ツールらしきファイル (word.exeに偽装)
more pics of @OpTicIndia at #eXTREMESLAND2018 when forsaken was caught cheating pic.twitter.com/SD6EvDWUvc
— 辛味 (@karamixw) October 19, 2018
forsaken 選手の疑わしいプレー
こちらはTwitchのクリップでかなりの再生数となっている8ラウンド目のプレー。壁越しに正確なトレースをしながら射撃する不自然な動作を確認出来ます。オートAimの機能を使って敵の位置を把握しながらプレーしていたのでしょうか。
ちなみに、forsaken 選手は非常に疑わしいプレーヤーとして競技コミュニティ界隈では有名だったようです。
Another clip of Forsaken from 2017 in a Asian scrim PUG. Tyloo's @BnTeTCSGO says he and other players knew from this moment on that he was cheating. Not caught until now. pic.twitter.com/OmcWkEF7FG
— Rod Breslau (@Slasher) 2018年10月19日
同選手は、OpTic Gamingがインドに進出する際にオープントライアウト方式で選出されチーム入りしました。この時にも不正を行なっていた可能性がありそうです。
HLTV.orgによるOpTIc GamingのJesal Parekh 氏への取材により、forsaken 選手は解雇になることが明らかになっています。同士は全ての関係者に取材すると共に、チームからの公式声明を出すことも明言していました。
今回の件は非常に残念ですが、「B5」のアンチチートが公式の「Valve Anti-Cheat」システムに代わって不正を検出し、自らの大会を救ったのは素晴らしいことだと思います。