DMM Gamesが、日本公式リーグとして2018年9月よりスタートする『PUBG JAPAN SERIES 2018』に関する発表を行いました。
『PUBG JAPAN SERIES 2018』が「公式リーグ」になることに合わせて、運営のDMM Gamesより5つの「出場選手の心構え」について説明する記事が公開されました。
サマリー
『PUBG JAPAN SERIES』は日本のプロリーグを目指す大会としてスタートしましたが、規約となっている個人配信視聴者数の報告を怠ったとして、βリーグでは80名中70名に警告が行なわれました。
今回発表された「出場選手の心構え」は、「プロとして、または今後プロとなる自覚を持って参加・行動して欲しい」ということが書かれています。
下記のような記述があったりと、ゲームの運営会社が発表する内容としてはかなり異例な内容となっています。
「ルールや制約を守ることが難しいのであれば、PJSに出場しないという判断も出来ます」
「特にGrade1に出場している選手へは交通費や宿泊費だけでなく出演費をお支払いしています。出演費を支払うことで、大会運営チームからは選手へ「仕事」を依頼しているということになります」
「PJSに出場するからには普段からの言動にもよく注意してください。意識をしてください。自分の価値を上げるのも下げるのも全て自分自身です。」
「皆様が出場しているPJSはプレイヤーとしてのゴール地点ではありません。PJSで経験したことを今後の人生に活かして欲しいと大会運営チームは考えています」
選手側からすると「なぜここまでしなければならないのか」という思いがあるかもしれませんが、運営サイドが上記の発表をしたということは金銭支払いや多額の予算を投入して実施している大会に出場する選手として、期待する水準に達していなかったということになるでしょう。
「そこまでしてまで出たくない」という人には「PJSに出場しないという判断も出来ます」というアンサーも用意されているので、本当に真剣に取り組める人とやっていきたいという気持ちが表れています。
ここまで言うからには運営サイドもより本気で取り組んでいくことになり、記事には「我々は数年後に「あの時PJSに出てよかったな」と思ってもらえるように最善を尽くします」との言葉が掲載されています。
プロゲームチームDeToNator代表の江尻氏は、自身のストリーミング配信にて以下のような趣旨の話をされていた記憶があります。
「日本のeスポーツシーンは世界に比べて遅れていると言われるが、PJSは1部リーグは毎回オフラインで試合が行なわれ、機材は最新スペックのPC、金銭報酬もあり、ウェアも支給される。さらに1部、2部、入れ替え戦も運営しながら配信のクオリティも高いというような大会は海外にも多いわけではなく、遅れているどころかかなり恵まれた環境だと思う」
現状、このような環境が続いていくか、無くなるかは選手にかかっている状態といえます。
『PUBG JAPAN SERIES』に出場する・目指しているゲーマーに限らず、プロゲーマーになりたい思っているような方にもぜひ「出場選手の心構え」に関する記事全文を最後まで読んでみて欲しいと思います。