イギリス・ロンドンで開催されている『FACEIT Asia Minor Championship London 2018』のプレーオフ・Lower Bracket Round 1 SZ Absolute vs. Renegadesの試合が7月19日(木)に行なわれました。
『FACEIT Asia Minor Championship London 2018』のプレーオフには、8チームで行なわれたグループステージを勝ち抜いた4チームが出場し、ダブルエリミネーション方式で進行されています。
グループAを1位通過した SZ Absolute は、グループステージB 2位の Tainted Minds と準決勝で対戦するも、0-2で敗退。敗者復活戦となる「Lower Bracket Round 1」で Renegades と、メジャー本戦獲得のチャンスをかけての対戦となりました。
1マップ目は Renegadesがピックした「Inferno」での対戦は、選択するだけあり16-2という圧倒的スコアで Renegadesが勝利。
SZ Absolute選択の2マップ目「Mirage」は SZ Absoluteが終盤の流れを途絶えさせず16-11で獲得。
勝負が決する3マップ目は「Cache」での戦いとなり、 SZ AbsoluteがCTサイドスタートのピストルラウンド敗北後から5ラウンド連取の好スタートをみせましたが、攻守交代を挟みつつ12ラウンドを連取される展開となり、流れを変えられないまま7-16で敗退。
日本初となるCS:GOメジャー本戦の出場は、本当に惜しいところで実現せずという結果となりました。
試合結果
これを書いている時点でライブ配信が進行しており、再生箇所指定でURLを取る事が出来ないため、試合を見たい方は以下のリンクより再生位置を調整してご覧ください。
※全試合 Best of 3 形式(2マップ先取制)
Semifinal
Lower Bracket Round 1
Upper Bracket Final
Lower Bracket Final
Grand Final
今回、 SZ Absolute が活躍してくれたことで、今後色々と前向きな変化につながっていくだろうと感じました。
「選手が活躍する」「ファンが応援する」「周囲を巻き込み少しずつ大きくなり前に向かっていく」という流れが今後も良いサイクルとして続いていくことで、さらにより良い結果が生まれてくるのではないかと思います。
こういうものが、自分が「esports」というものに対して魅力を感じる要素の一つであると改めて実感しました。「eスポーツ」というラベルを付けただけのものには、何も惹きつけられません。
この数日、アジア最強を目指す SZ Absolute のチャレンジを日本から多くのゲーマーたちが見守ってきました。自分達には到底出来ない事に、人生の貴重な時間をつぎ込んでチャレンジする姿はとてつもなく格好良いものだと思います。
SZ Absolute は5月にインタビューさせていただいた時にはアジアトップの「TyLoo」とは大きな差があるといったような認識だったのに対し、今大会では各国の強豪と互角以上に渡り合い、プレーやSNSでの発言を見ていても自信に溢れる印象を受けました。今回、夢のメジャー大会出場がギリギリ実現せず、という結果となったことを、選手達がどう思っているのかが気になります。
きっと、手が届きかけたことを前向きに捉えて、次も再び挑戦しついにはメジャー本戦を実現してくれるのではないかと期待しています。そのためには、ファンである自分達もそれぞれが出来る事で彼らを支援していく必要があるでしょう。
SZ Absoluteのみなさん、おつかれさまでした。