プロ選手協会『Counter-Strike Professional Players’ Association (CSPPA)』の発足が発表されました。
この情報は、世界最大のCounter-Strike情報サイト『HLTV.org』が報じているものです。協会の公式サイト等はまだないようで、HLTV.orgの記事が一次情報となっていました。
その説明によると、『CSPPA』は7名の選手が理事を務め、すでに90名を超えるCounter-Strikeのプロゲーマーが加盟しているとのこと。
この団体を設立した目的として、選手が法律的な助言を元にプロチーム等と契約することを可能としたり、選手の声を集約することで業界における発言権を持てるようにすること、業界が正しい方向に成長するのを支援していくことなどが挙げられていました。
加盟資格を持つのは、すでにプロとして契約している選手、契約を結ぼうとしている選手、プロレベルで競技を行なっている選手とされていました。
Players' Association announced https://t.co/WrnAFvqzU7
— HLTVorg (@HLTVorg) June 29, 2018
法律に関する案件を含むCSPPAの業務は、顧問弁護士のMichael Døi 氏、デンマークのスポーツ選手組合である「Danish Elite Athletes Association」のCEOを務めるMads Øland氏が担当していきます。
Mads Øland氏は、『FIFPro』(国際プロサッカー選手会)、選手団体の統轄組織『World Players Association』、デンマークのプロサッカー組合『Spillerforeningen』でも活動を行なっている人物だそうです。
プロゲーマーは、プロチームに所属して活動するケースが多いですが、約束されていたはずの給与や賞金の未払い、待遇の不履行などが問題になることも少なくありません。法律の力を持って権利を主張できる選手団体に加盟していることで、こういったトラブルの際に正当な交渉を行なうことが出来るようになりそうです。