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Dota 2メジャー大会で東南アジアが初の王者に『Dota 2 Asia Championships 2018』でMineskiが優勝

dac2018

Dotaプロサーキットのメジャー大会『Dota 2 Asia Championships 2018』で東南アジアチーム World Mineskiが優勝となりました。

東南アジアチームが躍進した Dota 2 Asia Championships 2018

賞金総額100万ドル、総プロサーキットポイント1,500にて実施された『Dota 2 Asia Championships 2018』には招待6チーム・予選通過10チームを併せた16チームが出場。

グループステージでは8チーム×2グループの総当たり戦を行ない、各グループの上位2チーム(計4チーム)がプレーオフ準決勝に進出、3~6位(計8チーム)が準々決勝に進出しました。

プレーオフのグランドファイナルは勝者側トーナメントから World Mineski、敗者側トーナメントから China LGD Gamingが進出しBest of 5形式で対戦を実施。3-2のスコアでWorld Mineskiが勝利し、Dota 2メジャー大会を東南アジアチームが初めて制する結果となっています。

ちなみに、4位には同じく東南アジアの Malaysia TNC Pro Team が入賞。
ベスト8は東南アジア×2、中国×2、アメリカ×2、CIS×1、ヨーロッパ×1と各リージョンのチームが入賞しており、地域差が少しずつ無くなってきていることを印象づけました。

アイテム「Helm of the Dominator」の運用に変化あり、本大会のキーアイテムに

今大会はアイテム「Helm of the Dominator」をオフレーンで起用するチームが多く見らました。このアイテムは所持者の「全ステータスが+2」「攻撃速度+5」となる他、ナチュラルクリープに使用することで体力1500、移動速度425でコントロール可能とする他、範囲900位内にいる味方に「攻撃速度+20」「体力回復8/秒」の効果が与えられます。

dominator

この性能で価格は「2000」となっており、前回のプロサーキット『DreamLeague Season 9』では各レーンで使用される模索状態といったところでしたが、今大会では「オフレーン」プレーヤーが運用するのがほとんどでした。また、購入頻度もかなり上がっている印象があり、トップ8に入ったチームのプレーオフ試合データを対象に購入回数を数えたところ以下のような結果となっていました。

  • 1位: World Mineski – 12試合7回 (58%)
  • 2位: China LGD Gaming – 15試合中7回 (46%)
  • 3位: Russia Virtus.pro – 10試合中1回 (10%)
  • 4位: Philippines TNC Pro Team – 8試合中1回 (12%)
  • 5-6位: China Vici Gaming – 7試合2回 (28%)
  • 5-6位: Europe Team Liquid – 6試合4回 (66%)
  • 7-8位: United States Evil Geniuses – 3試合2回 (75%)
  • 7-8位: United States OpTic Gaming – 3試合1回 (66%)

トップ2は使用回数・割合が飛び抜けており、「Helm of the Dominator」は今大会のキーアイテムであったと言えるでしょう。

順位

  • 1位: World Mineski – Mushi, Moon, iceiceice., Jabz, ninjaboogie
    • $370,000, 750pt
  • 2位: China LGD Gaming – Ame, Somnus丶M, Chalice., fy, xNova
    • $135,000, 450pt
  • 3位: Russia Virtus.pro – RAMZES666, No[o]ne, 9pasha., RodjER, Solo
    • $105,000, 225pt
  • 4位: Philippines TNC Pro Team – Raven, Armel, Sam_H., Tims, Kuku
    • $85,000, 75pt
  • 5-6位: China Vici Gaming – Paparazi灬, Ori, eLeVeN., LaNm, Fenrir
  • 5-6位: Europe Team Liquid – MATUMBAMAN, Miracle-, MinD_ContRoL., GH, KuroKy
  • 7-8位: United States Evil Geniuses – Arteezy, Fear, Suma1L., Cr1t-, MISERY
  • 7-8位: United States OpTic Gaming – Pajkatt, CC&C, zai., 33, ppd
  • 9-12位: China Newbee – Moogy, Sccc, kpii., Kaka, Faith
  • 9-12位: China VGJ.Thunder – Sylar, Freeze, Yang., Fade, ddc
  • 9-12位: China Invictus Gaming – Agressif, Xxs, Srf., BoBoKa, Q
  • 9-12位: Europe Team Secret – Ace, MidOne, Fata., YapzOr, Puppey
  • 13-14位: Europe OG – N0tail, 7ckngMad, s4., JerAx, Fly
  • 13-14位: Russia Effect – Resolut1on, Afoninje, AfterLife., KingR, Maden
  • 15-16位: China Keen Gaming – MS, old chicken, dark., 天命, yoona
  • 15-16位: Brazil paiN Gaming – hFn, Arms, tavo., KINGRD, Duster

公式ページのポイント集計はまだ反映されていませんが、Liquipediaの計算によるとトップ3は変わらず。今回優勝の World Mineskiは9位から4位にジャンプアップし、『The International 2018』招待獲得圏内となる上位8チーム入りを果たしました。

プロサーキットの残りはマイナー大会2回、メジャー大会4回。現状はVirtus.proがベスト8入り確定ですが、他のチームはまだまだ油断することが出来ません。

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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